ホメオスタシスの謎: 生命現象のゆらぎをさぐる (ブルーバックス 694)
- 講談社 (1987年7月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061326941
作品紹介・あらすじ
食べものはちがっても、人の血液の組成は常に一定に近くほとんど変化しない。このように、ある基準を常に保とうという生命の回復現象が、「恒常性の維持-ホメオスタシス」である。このホメオスタシスは、生理的レベルだけではなく、個体さらには集団レベルの社会現象にもみられ、環境の変化を見越して予見的に働いたり、種の維持に働く大きなスケールのものもある。生物のもつ多様性とゆらぎは、単なる変動ではなく、安定性を求める生物のたくましい生存のあかしにほかならない。
感想・レビュー・書評
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ホメオスタシスがどうのこうのということよりも、生命の謎や神秘について驚かされることが多かった。生きている生物に限定した場合、そのほとんどがヒトとの関係によってのみ創られている世界に生きている。
しかしながら、世の中にはもっとたくさんの種類の生物がいるし、ヒトはその中の1種でしかない。
そんなことを感じさせてくれた本。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
211夜
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[ 内容 ]
食べものはちがっても、人の血液の組成は常に一定に近くほとんど変化しない。
このように、ある基準を常に保とうという生命の回復現象が、「恒常性の維持―ホメオスタシス」である。
このホメオスタシスは、生理的レベルだけではなく、個体さらには集団レベルの社会現象にもみられ、環境の変化を見越して予見的に働いたり、種の維持に働く大きなスケールのものもある。
生物のもつ多様性とゆらぎは、単なる変動ではなく、安定性を求める生物のたくましい生存のあかしにほかならない。
[ 目次 ]
1 ゆらぐ地球の表面
2 ゆらぐ生きものたち
3 形の融通性と安定性
4 変色する動物たち
5 体温調節の進化と多様性
6 種は繁殖の多様性で守られる
7 光と温度―その相互融通性
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非常におもしろいです。