パソコンLANとは何か: LAN構築の基礎知識 (ブルーバックス 906)
- 講談社 (1992年2月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061329065
作品紹介・あらすじ
今、米国ではダウンサイジング化が進行しつつある。大型コンピュータ中心のネットワークから、サーバーという、より小型のコンピュータを中心とするLANによる処理へと移行が進んでいる。本書では、開放型システム間相互接続OSIの考え方を基本に据えて、パソコンLANを考えてみた。パソコンLANを勉強しようとする人は必ずOSIに突き当たる。これを知らないと概念はおろか、用語すら分からない。パソコンLANは新しい現実である。本書はこの新しい現実を理解するための入門書である。
感想・レビュー・書評
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(1996.04.20読了)(1995.12.19購入)
LAN構築の基礎知識
(「BOOK」データベースより)amazon
今、米国ではダウンサイジング化が進行しつつある。大型コンピュータ中心のネットワークから、サーバーという、より小型のコンピュータを中心とするLANによる処理へと移行が進んでいる。本書では、開放型システム間相互接続OSIの考え方を基本に据えて、パソコンLANを考えてみた。パソコンLANを勉強しようとする人は必ずOSIに突き当たる。これを知らないと概念はおろか、用語すら分からない。パソコンLANは新しい現実である。本書はこの新しい現実を理解するための入門書である。
☆関連図書(既読)
「MS-DOSとは何か」脇英世著、ブルーバックス、1986.06.20
「悪魔のパスワード」脇英世著、講談社文庫、1988.08.15
「IBMのAIX戦略」脇英世著、オーム社、1990.07.20
「MS-Windowsとは何か」脇英世著、ブルーバックス、1991.01.20
「IBM 20世紀最後の戦略」脇英世著、講談社文庫、1991.02.15
「パソコン世界の嵐」脇英世著、講談社文庫、1993.05.15
「Windows入門」脇英世著、岩波新書、1995.12.20詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
Open System Intercommunicationについて書かれている部分が大半であった。想像したよりも高度な内容の本だった。ブルーバックスというと簡単なイメージがあったが、この一冊で少し見方が変わった。
この本のOSIに関する説明を読んで情報処理技術者試験の本で全くわからなかった、OSIについて少しではあるが理解できたような気がする。通信ネットワークに関する話題は多いが、実際にどんな本を手にすればいいのかはよくわからなかった。将来的にはネットワークスペシャリストのテキストなどに触れることになるだろうと思うが、ここで読みやすい本に出会えて良かったと思う。
具体的な話から入っているのがこの本のわかりやすさだと著者は述べるが、どちらかというと具体的な話は読者の興味を引く部分のような気もする。実際IBMの通信ネットワーク史などは大変おもしろかった。