- Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061332744
作品紹介・あらすじ
『おやおや、おやさい』シリーズなどで大人気の山村浩二が作と絵を手がける絵本。アカデミー賞にノミネートされた『頭山』や『マイブリッジの糸』など世界的なアニメーション作家として知られる山村氏の繊細でユーモラスな世界が画面いっぱいに広がります。
たいこの音に導かれた子どもが、、前に前にどんどんと進んでいくと、見たことのない時代、場所で、動物のような、文字のような不思議なものたちと出会っていきます。
稀代のアニメーション作家がかきおろしたしなやかで力強い絵本の誕生です!
感想・レビュー・書評
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だんだん仲間が増えていく。
だんだんの歌を思い出した。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アニメーション作家、山村浩二による絵本。
カフカの田舎医者をアニメ化した作品が独特で記憶に残っている。
エリック・サティによる『パラード』(パレード)もアニメ化しているようだ。これはかなり観たい。
さて、本作のタイトルも『パレード』。
どうやらサティとは関係ないようだ。
幼い男の子が太鼓を叩くと、ありとあらゆるものに足が生え、あとからついてくる。
ボールにぬいぐるみ、花瓶にボタン、クリップ、ねずみ、くじら、ぞう、鳥・・・どんどん現れて楽しい。
何より動きのある絵。賑やかな声がほんとうに聞こえてきそうだ。
また展開も良かった。パレードの最前を「ぼく」は歩いているのだけど、いつのまにか最後尾にも「ぼく」が。
その2人の「ぼく」が出会ったとたん、
「おなかいっぱい むねいっぱい
なんだか ねむく なってきた」
幸福感がいっぱい。
こうして前が後にループし、始めが終わりにつながり、今日が明日につながる。 -
雑多に集まってくるものたちにも、いくつかのルールがあって、ぱれーどに参加するものたちに「足が生える」ということであったり、なんとなく、似た者同士で近くを歩いていたり、共通性を見つけるのも面白い。
画材はなにを使っていらっしゃるのか、すこし滲んだ青の線画が独特でしたが、物の形を捉える画力がすごい。
さらっと最低限の線を描いているのが流石というところ。 -
テンポがよく「とんとんとん ぼくが たいこを たたいたら」〜「きょうは おしまい また あした」まで、一気にいきました。○です。
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イラストの世界観が好き 「ぼくが ぼくに であったら おなかいっぱい むねいっぱい」というフレーズがいい
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まあまあ
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文章のテンポが良い
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2017年8月5日(土)公開の映画 「山村浩二 右目と左目でみる夢」 ユーロスペース
アニメーション作家、山村浩二による短編オムニバス。
見に行く前に 山村浩二さんのアニメーションや絵本について知っておきたい。
山村浩二さんの絵本は始めてみます。 これは、かわいい!
いろんなものに足が生えて「ぼく」と一緒に歩きだす。
取ってつけたような足なんだけど、車輪で十分歩けそうな列車にも足が生えたのが面白い。
それと アンバランスなクジラの小さな足。さぁ歩け歩け!
2017/08/11 予約 8/18 借りて読み、一気に読み終わる。
ぱれーど (講談社の創作絵本)
内容と著者は
内容 :
とんとんとん、ぼくがたいこをたたいたら、恐竜もアルファベットもビルも、どんどんと進んでいくよ!
稀代のアニメーション作家らしい繊細でユーモラスな世界観が画面いっぱいに広がる、山村浩二初のオリジナル絵本。
著者 : 山村 浩二
1964年生まれ。東京造形大学卒業。東京藝術大学教授。
短編アニメーションを多彩な技法で制作。国内外の受賞は80を超える。
絵本に「おやおや、おやさい」など。