武器としての決断思考 (星海社新書)

著者 :
  • 星海社
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061385016

感想・レビュー・書評

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  • ディベート指南書かと思ったが、思考=自分の頭の中でディベートすることで、その方法が書かれていると思ったら、得るものはある。
    〈メリットの3条件〉
    ①内因性(何らかの問題があること)
    ②重要性(その問題が深刻であること)
    ③解決性(問題がその行動によって解決すること)
    〈デメリットの3条件〉
    ①発生過程(論題の行動をとったときに、新たな問題が発生する過程)
    ②深刻性(その問題が深刻であること)
    ③固有性(現状ではそのような問題が生じていないこと)

    ・相手の主張の「推論」の部分に目を向けよう。

    〈インタビューのポイント〉
    ①すべての人は「ポジショントーク」
    ②結論ではなく、「理由(根拠)」を聞く
    ③一般論ではなく、「例外」を聞く

  • 思考停止せずに常に考え続けよというメッセージをディベートの要領を例に出しつつ解説したもの。

    なんというか、その過程だけがうだうだ書かれていて、んで、最終的に決断するにはどうすりゃいいわけ?ということは書いてない。

    当たり前だが、そのためにしっかり考えるんだ!というだけの本。

    決断(に至るまでのとある)思考(プロセスの紹介)

  • なんだか・・・キャラも立っててストーリー展開も納得できて、そこそこ面白いけどそれだけ、みたいな高校野球漫画を読んだような気分(※決して高校野球漫画を馬鹿にしているわけではない)。

    ハウツー本というのが一般にどういう本を指すのか知らないが、「○○をするためには、××することを身につけよ、そのためには△△が必要だ」というのが私のイメージ。
    そして、この本はまさにそれ。考え方、その実践法、そして最終的にはそれを「スキル」として身につけること、をいかにして習得するかが書かれている。

    が、それがどうにもピンと来ない。
    一言で言えば、感覚として全くつかめない。理屈では確かにわかる。わかるのだが、そこから先に行かないのである。「わかるけど、それで」と思ってしまう。
    つまり「感触」がないのである。なのでさっぱり「つかめない」。

    この本が10万部かぁ・・・うーむ。
    「武器」が必要とされている世の中、なのかな。

  • 専門的な知識経験だけでなく、横断的な知識経験が必要。
    相手のニーズに合ったものを提供できること。
    ぶれない生き方、はぶれない世界があればこそ意味がある。思考停止の生き方になる可能性がある。

    相手を油断させたほうが本音は引き出しやすい。

  • 題名だけだとどのようなことが書いてあるのかなと疑問に思わせてくれる一冊。

    中身はというと、ディベートの基礎(その目的、進行方向、着地の仕方等)を丁寧に教えてくれ、またそのディベートをすることによってもたらされる利点を記しています。

    マッキンゼー出身の天才(偏見?)ということで期待値が高かったということもあったのか、内容にについては残念ながら満足いくものではありませんでした。

    すごく易しくディベートについてかか記されているのですが、新たな発見がなかっっとことに加え、結局抽象的な着地点に向かっている作品であるため、心に響く表現が見当たらりませんでした。

    但し完成は人それぞれ。
    ディベートについて知りたい人は、読んでもいいかと思いますが、正直もっといい作品があるのではないかと思います。

    個人的には読むのに3週間(分量的には1周間もあれば余裕)かかったということが、あまり作品と真剣に向かい合えなかったことを表しているのでしょう。

  • タイトルに惹かれて読んだが、内容的には決断思考を身につけるための「ディベートの推奨・実施する上でのポイント」に近いかも。
    仕事に活かそうとして読むと、実際の仕事はディベートとはやや異なるし、少し守備範囲狭め。

    ただこれは、あくまで私が仕事に活かそうと選んでしまったため。
    (よく見ると帯にちゃんと「20代に読みたい」って書いてあった…)
    こういう授業、大学時代に受けたかったと思わせる内容ではあった。
    なので相手によっては十分にオススメできる本です。

  • 非常に重要なことが書いてあるが、自分にとって目新しいものはなかった。

  • ディベートのやり方は勉強にはなったが、「自分の頭で考える」ことに拘りすぎても、身動きがとれなくなったり、逆に突発的にとんでもないことをしでかすような気がする。

  • 読みづらすぎる

  • マッキンゼー流のディベート思考法の解説本。京大での講義内容を書籍化したものだが中身は薄い。

著者プロフィール

京都大学客員准教授、エンジェル投資家、教育者。1972年生まれ。麻布高等学校、東京大学法学部を卒業後、大学院をスキップして直ちに助手に採用。専攻は民法。任期終了後は学界に残らず、マッキンゼーへ入社。3年で独立し、多額の債務を抱えていた日本交通の経営再建などを手がけながら、エンジェル投資家として極めて初期段階の企業を15年以上にわたって支援し続ける。京都大学では教育、研究、産官学連携活動に従事。「意思決定論」「起業論」「交渉論」の授業を担当し、人気NO.1若手教官として「4共30」講義室を立ち見に。各界において意思決定を先導するリーダーを育てることを目標に、選抜制の「瀧本ゼミ」を主宰。著作物やディベートの普及活動を通して、次世代への教育に力を入れていた。2019年8月10日永眠。

「2022年 『瀧本哲史クーリエ・ジャポン連載集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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