遙か凍土のカナン4 未だ見ぬ楽土 (星海社FICTIONS)

著者 :
  • 星海社
3.79
  • (5)
  • (7)
  • (6)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 90
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061399082

作品紹介・あらすじ

新田良造元騎兵大尉とコサックの姫君・レナ、そしてユダヤ騎兵グレンは、足かけ一年に渡るユーラシア横断の旅路の末、遂にロシアの地に到達した。
 しかし、旅はまだ終わりではない。失脚将軍アレクセイ・クロバトキンの指南を受け、レナの“飼い主”ナボコフ氏に「挨拶」を済ませた良造たちは、シベリア鉄道に乗り、東ヘと向かう。長き鉄路の先に、楽土を築くために……。
 舞台はいよいよ、シベリアへ。芝村裕吏・しずまよしのりのタッグが贈る大陸冒険浪漫譚──建国篇、ここに開幕!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 目次で判明するのでネタバレチェックはつけないが、別れの四巻。
    いつかくるとは思っていたが、思った以上に早かった……。長く苦しむよりはと考えたのであろう主人公の決断が辛かった。シベリアまで連れて行ってやりたかっただろうに。
    本格的な街作りは次巻からだろうか。実はそこを一番楽しみにしているのだが。

    ラストで思わぬ名前を目にしたが、もしかして教科書に出てくるあのひとですか。

  • 大陸冒険浪漫譚、ここから建国編。
    日露戦争を生き抜いた元騎兵大尉とコサックの姫君がユーラシア横断の逃避行の末ロシア西端に到達、までが前巻。

    シベリア鉄道で今度はロシア東端の地、シベリアを目指します。
    マージナル・オペレーションその他で出てきた赤い日本、シベリア共和国の建国が始まります。

    お話としては、ヒロインと結婚してヒロインの年齢も明かされて大変犯罪的にベタベタいちゃいちゃしており、とてもけしからん感じで楽しめます。

    建国の進捗はというと、なかなか進まないなーという印象。
    一朝一夕には行かない大事業です。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

ゲームデザイナー、作家、漫画原作者。
第5回日本ゲーム大賞優秀賞、第32回星雲賞メディア部門を受賞した『ガンパレード・マーチ』をはじめ、『絢爛舞踏祭』や『ガンパレード・オーケストラ』三部作などを手がける。
その特異な世界観と研ぎすまされたシステムから、「芝村ゲー」と呼ばれ、高い評価と熱狂的なファンを多数獲得している。
小説の代表作に『マージナル・オペレーション』シリーズ(星海社FICTIONS、全5巻)があり、同作は『月刊アフタヌーン』でコミカライズが連載中。また、『マージナル・オペレーション』前史にあたる新シリーズ『遙か凍土のカナン』(星海社FICTIONS)もヒット中。近年は多くの漫画原作も手がけている。
現在、世界観設定などを担当したブラウザゲーム『刀剣乱舞』が大ヒット中。Twitterアカウント @siva_yuri

「2023年 『マージナル・オペレーション [F3]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

芝村裕吏の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×