アリス・エクス・マキナ 03 愛惜のシンフォニア (星海社FICTIONS)

著者 :
  • 星海社
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061399136

作品紹介・あらすじ

ロザが、殺人を犯した──。
調律師・朝倉冬治は、永峰あきらの義父・殿村秀臣の殺人と機巧体管理法違反の容疑で逮捕収監され、世間にはアリスに対する批判の嵐が吹き荒れる。
 資産家・喜田、探偵・三ツ橋らの尽力で幸いにも釈放される冬治だったが、世間から身を隠すことを余儀なくされ、依然としてロザの行方は知れないままだった。
 そんな中、ある女性が冬治への接触を試みる。その女性とは、アリスの開発者・千早響子博士。ロザの行方を知るという彼女の口から語られるのは、アリスの誕生にまつわる、哀しき物語だった……。
 幾多の断片は互いに絡み合い、ロザへと収斂する。果たして冬治は、“あきらの心”を救うことができるのか? 頼もしき仲間たちの助けを得て、物語は終幕へとひた走る──。
伊吹契×大槍葦人のタッグが贈る“未来の童話”、ここに完結──。

感想・レビュー・書評

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  • 『娯楽』★★★★☆ 8
    【詩情】★★★★☆ 12
    【整合】★★☆☆☆ 6
    『意外』★★★☆☆ 6
    「人物」★★★★☆ 4
    「可読」★★★☆☆ 3
    「作家」★★★☆☆ 3
    【尖鋭】★★★☆☆ 9
    『奥行』★★★☆☆ 6
    『印象』★★★☆☆ 6

    《総合》63 C

  • 新年早々今年の運を使い切ってしまったのではないかと思うほどの良作、いや傑作に出会った。全3巻によるアンドロイドとヒトとの物語。夢中になって読んでいる間は現実のことなんか忘れていて、アンドロイドとヒトの儚い夢と、微かな希望と失われた命と愛と、足りなかった勇気と言葉と想いとに浸っていた。切ない、辛い、寂しい、愛しい、悲しい、悔しい、慟哭と微笑み、笑顔と虚無、ただ一つの言葉では、この物語のもつ想いを切り取ることなど出来はしない。「未来の童話」というキャッチフレーズが相応しい。

    スピンオフ、超絶読みたいです。

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著者プロフィール

作家。1983年東京生まれ。法政大学経済学部卒業後、システムエンジニアとして会社勤務。『アリス・エクス・マキナ』で星海社FICTIONS新人賞を受賞し、デビュー。
Twitter @KeiIbuki

「2017年 『スノウラビット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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