窓ぎわのトットちゃん (講談社青い鳥文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 203
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  • Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061473515

感想・レビュー・書評

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  • すごく好きだった。子供の純真さ、初等教育の大切さ、人格形成のプロセスなど、面白い読み物であるとともに非常に勉強になる書だった。
    人一人の人生には本当に様々な人、コトが関わってできている。どんな人も尊く、面白いと感じた。
    幼少期の思い出を文章にすることはすごく貴重だ。

  • とても素敵な話。
    こんな学校が今の時代あったらいいなっていうのと、後半はやっぱり戦争の怖さみたいなとこも感じた。
    トットちゃんと現在の徹子さんの重なる部分もあってほっこりする物語でした。

  • 小学校の頃に読んで以来、大人になって改めて読んでみると、経験によって知識や感情の引き出しが増えているのもあって、感じ方が全く違った。
    この先も何度も読み返したい一冊。

  • Audibleで聴きました。(本編の一部が省略されてるようです)黒柳徹子さんの朗読。
    今までトットちゃんを読んでいなかったことを、後悔しました。子どもの発達や教育、平和について考えさせられる、良書でした。もっと早く出会っていれば良かった!(映画化するという話があり、興味が出て読みました)
    やすあきちゃんとの別れには、泣きました。
    トモエ学園が実在していたというのも、大いに勇気づけられました。黒柳徹子さんが、こんなに個性を発揮して生き生きと活躍してこられた根本のところに、こんな素敵な教育があったんですね。
    すべてを個性として受け止められそうな教育。成功体験を積ませてくれる、心理的安全性を与えてくれる教育…。こういう教育がもっと普及したらいいのに、この本が出てかなりの年月が過ぎていますが、残念ながらそこまで広がっていません。
    黒柳徹子さんの朗読もものすごく良くて。そこまで大きくキャラによって声を変えているというわけではないのに、トットちゃんや一人ひとりの登場人物が生き生きとしていて。ずっと聴いていたい、やっぱりこの人は凄いって思わせてくれました。

  • 「「君は、ほんとうは、いい子なんだよ。」小林先生のこの言葉は、トットちゃんの心の中に、大いなる自信をあたえてくれました-。トモエ学園の、子どもたちの心をつかんだユニークな教育の実際と、そこに学ぶ子どもたちのすがたをえがいた感動の名作「窓ぎわのトットちゃん」を子どもたち自身におくります。小学中級から。大人まで。」

  • 第二次世界大戦の渦中の軍国主義の日本で子どもをひとりの人間として尊重する信念を貫いた人がいたことにとても感動しました。

  • 保育士を目指すものとして大きな学びになりました!すごく尊敬しています。

  • まだ小さい時に読んだ、好きだった本を久しぶりに読んだ。明るく優しい幸せな話だったと記憶していたけど、改めて読むと、戦争の影が色濃く子ども達の生活に影響を与えていることもしっかり描かれていた。小学校入る前後の私は、トットちゃんそっくりだったから、この本を読んでる時は幸せな気持ちになって、楽しい想像がふわふわ捗ったことを、思い出した。

  • トットちゃんの奔放さ、小林先生の子供の良いところを温かく見つめる包容力が印象的です。
    自分がこの学園に生徒として通っていたら、どんなに楽しく学校生活を送れただろうかと想像します。子供のつぶらな瞳で見るとこんなに廻りがキラキラと見えるんだなあと感心しました。
    子供のうぶな感性満載なところがベストセラーになった所以だと思いますが、自伝的物語りの魅力が満点とは正直思えませんでした。

  • 子どもの純粋な心が詰まったお話。校長先生の言葉一つひとつが温かく、じんわりと沁みてきます。最後は戦争の時代へと移りゆく様が描かれており、あたり前に感謝しながら生きないと…と改めて思わされました。

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著者プロフィール

女優・ユニセフ親善大使。東京都生まれ。自伝的著書『窓ぎわのトットちゃん』でも描かれたトモエ学園から香蘭女学校を経て東京音楽大学声楽科を卒業、NHK放送劇団に入団。NHK専属のテレビ女優第1号として、現在にいたるまで大活躍している。『窓ぎわのトットちゃん』(1981年)は、800万部というベストセラーの日本記録を達成し、全世界で2500万部を売り上げている。アジア初のユニセフ(国連児童基金)親善大使として、長年にわたりアフリカ、アジアなどを各国を訪問、めぐまれない子どもたちのことを知ってもらうための活動に力を入れている。

「2023年 『トットちゃんの 15つぶの だいず』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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