クラシックの名曲・名盤 (講談社現代新書 946)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061489462

作品紹介・あらすじ

マーラーなら、ワルターからバーンスタインへ。モーツァルトの珠玉の「ポストホルン」と「ディベルティメント」。壮大な「ニーベルングの指環」に到るオペラの数々…。あふれるCDの中から著者が責任をもって勧める名曲名演。

感想・レビュー・書評

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  • 宇野功芳の音楽評論は、ある種ひとつの頂点を極めたもので、余計なことを考えずに音楽を噛みしめるように進めていく。その恰幅の良さと威厳は現今随一といえよう。
    一点一画もおろそかにしない真摯さと情熱。細部をえぐった、きれいごとでないひびき。実に堂々たるもので、切れば血の出るような生きた評論を創造してゆくといえよう。
    最新の音楽評論荷は深みが無い。良い評論は発行が古く、過去の大評論家ばかりが並ぶのはそのためで、僕の心を捉えるのは宇野功芳のみであるといえよう。
    大衆に媚びず、孤高なため、著作のほとんどが現在絶版になっているのは残念至極であるといえよう。
    (半分ネタでパロッてます)

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著者プロフィール

1930年東京生まれ。本名は功(いさお)。父は漫談家・牧野周一。4歳のとき、金の鈴子供会に入り、府中四中(現戸山高校)でも合唱部に所属、合唱指揮者を目指し、国立音楽大学声楽科を卒業。当時の学長、有馬大五郎氏に楽理科への転向をつよくすすめられ、NHKからもレギュラー評論家になるよう説得されたが固辞。しかし、ブルーノ・ワルターに出した手紙に返事がきたことから原稿依頼がふえてゆき、やがて評論活動が主となった。著書は40冊を数える。合唱指揮者としてはKTU合唱団、早蕨会、成蹊大学、帝京大学、跡見学園女子大学の常任を務め、客演としては神戸市混声合唱団を24年、日本女声合唱団を18年、アンサンブル・フィオレッティを15年、オーケストラは87年から10年間新星日響、96年から10年間アンサンブルSAKURAを振り、CDは全部で60枚。2015年4月には仙台フィルでベートーヴェン:交響曲第7番、2015年7月には大阪交響楽団で第9を指揮、いずれもCD化された。


「2016年 『宇野功芳の軌跡 DVD付』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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