客家 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061490574

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。
    中国のひとつの分野を深く掘り下げたものは実はあまり読んだことがないので、非常にためになった。
    義に厚い客家人。
    そういえば、前職でいつも助けてくれた同僚は客家人だったなぁ。

  • 今まで読んだ客家関連の本のなかで一番良かった。発行は1991年と古いが、客家の歴史、文化、言語、ネットワークである「辦」、主要な政治家、著名な華人経営者などが綺麗にコンパクトにまとまっている。80年代後半の広東省長のリベラルな経済政策も紹介されており、本書出版後の歴史的大事件、鄧小平の南巡講話の伏線にもなっている。鄧小平・李鵬を改革開放反対派と書いたまま終わったことは、その後の江沢民時代の改革開放路線への舵切りを予想しきれていないが、その点が余計に当時の中国史のダイナミズムを伝えてくれる。1777年に世界初の共和国「蘭芳公司」が、カリマンタン島で客家によって築かれいたとの紹介には感謝。世界各国の華人・客家の様子も書かれている。

  • 東洋のユダヤ人と言われている客家の凄さが認識出来た。

  • 4061490575 211p 1991・7・19 2刷

  • [ 内容 ]
    辛亥革命はなぜ成功したのか?
    共産党の長征はなぜ可能だったか?とう小平、朱徳、葉剣英など、多くの革命家を生み、中国を支配する客家の「血のネットワーク」。
    太平天国からニクソン訪中、華南経済圏まで、宋代文化を現在に残す小数民俗に、もうひとつの中国史を読む。

    [ 目次 ]
    ●東洋のユダヤ人
    ●長征幹部の五分の一が客家人
    ●中原からやってきた人々
    ●世界最初の共和国、蘭芳大統制
    ●科学に強い客家人
    ●生き続ける宋代語
    ●孫文を助けた洪門会
    ●客家系金融シンジケート
    ●独創する華南経済圏
    ●「北の客家」か「南の客家」か

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