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- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061495432
感想・レビュー・書評
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自衛隊が現有する装備や今後の防衛計画で予定される装備(当時)について、<納税者としての国民の共有財産に有益か>という視点を入れながら紹介している。
日本は日米安保条約で米国と同盟関係にあり、軍事面でも一体化が図られようとしている。しかし、日本特有の地理的条件や政治的条件から、日本が米軍と同じ装備を持つ必要がない。
著者は本著で<日本の国土条件を考慮した装備>が必要と主張する。また、<装備が何も軍事・防衛のみの使用でなく、災害派遣などの多目的に使用できるように整備すべき>とも説く。軍事を一面的にとらえるのではなく、活用法が国税に見合うものかを十分に検討し、より広い視野で軍隊や兵器の活用法を考えることができた。
また、本著に出てくる装備の図が沢山乗っていて、分かりやすい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自衛隊について装備・システム面に注目して、それらが抱えている問題点について記した本。
装備の話がメインで組織そのものの批評はない。イデオロギー的なものが先行しがちな自衛隊の装備面での概観を知るにはちょうどいい本。ただ、説明ナシに武器名が羅列してあり細かく読もうとすると難しかったり、出版年が01年であるので今でも有効なのかちょっと心配な点がある。