増補版 寄生蟲図鑑 ふしぎな世界の住人たち (KS科学一般書)

  • 講談社
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本棚登録 : 94
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (146ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061531611

作品紹介・あらすじ

致死率90%以上の怪物。あなたの顔にも潜んでいる愛すべき隣人。カエルの足を大改造する移動者。あなたがまだ知らない生物たちのオドロキの姿と生き方。紹介する寄生虫の種類を大幅に増やしてリニューアル。

感想・レビュー・書評

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  • 古今東西の寄生生物が載っています
    平和に共存 ウィンウィンな関係なものから
    宿主を乗っ取り形状や生態まで
    狂わせてしまう まさにエイリアンな生物まで
    度も宿主を変えたり
    なんでこういう生態を思いついた?んでしょうね
    ここまでして 宿主を利用するのが
    果たして効率的なのか 疑問も感じますけど
    私たちって 栄養の塊が
    ふよふよ のんきに暮らしてるんですね

  • 子供の頃憧れていた「目黒寄生虫館」
    初めて行った時の感動は今も忘れられない!!

    その目黒寄生虫館の館長さんが監修をしている
    ビジュアルブック
    写真じゃなくてリアルなイラストというのもなんかイイ。
    で、文章がすごくおもしろくてめちゃくちゃステキ
    ちょっとしたダジャレやらくすっと笑えるおちゃめさ、でもって、ふざけすぎなくて学術的。
    この著者の文章好き~

    家で犬を飼っていたり、金魚を飼っていたりした、子供の頃の趣味が魚釣りだったこともあって寄生虫には昔から親しみがあるんだけど、あらためて読むと寄生虫って…やっぱりすごいわ。

    なんだろね、もう「生殖するがために生きている」というある意味潔さがすごい。

    で、お~!と思ったのは日本住血虫の章
    この寄生虫を駆逐するために行なったのが中間寄生先であるミヤイリガイの根絶。
    種を根絶するという極端とも思えるすさまじい対策!
    でも、それほどこの寄生虫が巻き起こす病が人を脅かしていたということ。先駆者たちに感謝。

    あと、シーラカンス
    世界で最初に発見されたシーラカンスの標本が下関市の「海響館」にあるとは知らなかった。
    ぜひ見に行ってみたい。

    そして、また目黒寄生虫館にも行ってみたい。

    • goya626さん
      うひゃあ、凄い本がありますなあ。目黒寄生虫館!こりゃまた凄い。
      うひゃあ、凄い本がありますなあ。目黒寄生虫館!こりゃまた凄い。
      2020/03/07
    • puttyhamaさん
      goya626さま コメントありがとうございます。ぜひぜひ機会あれば目黒寄生虫館へ!オススメいたします~。
      goya626さま コメントありがとうございます。ぜひぜひ機会あれば目黒寄生虫館へ!オススメいたします~。
      2020/03/16
  • わかりやすい絵と簡単な説明で、普段はあまり接点同い寄生虫について知れてよかった。

  • さまざまな寄生虫がこの世に存在しているののだなぁとつくづく思う。
    例えば、エメラルドゴキブリバチのゴキブリへの仕打ちは恐ろしい。まず胸の運動神経に刺し動きを止め、次に頭に刺してゴキブリの逃避反射を麻痺させる。逃避反射を奪われたゴキブリはハチの誘導に素直に従い自ら歩いてハチの巣穴に行く。そこで待っているのは卵の産み付け。ゴキブリの中に産み付けられた卵はやがて孵化し、孵化して幼虫はまだ生きているゴキブリは内臓を喰らいだす…個人的にゴキブリは嫌いだけど、彼らに同情は禁じえない。生きたまま内臓を食べられるなんて…くわばらくわばら

  • 寄生虫について軽く学べる一冊である。物凄く細かい訳ではないが、こういう生態のものがいるんだなぁと知ることができる。

  • <閲覧スタッフより>
    昔と比べると、寄生虫は身近な生物ではなくなりました。それでも、顔にニキビダニがいたり、人間と寄生虫は切れない関係なのです。
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    所在記号:491.9||オオ
    資料番号:10242329
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  •  カタツムリをゾンビにして操る?! 人の足から、にょろにょろ~とヒモのように出てくる?! キモチワルクも目が離せない、不思議な寄生虫の世界があの目黒寄生虫館の監修でたっぷり楽しめます。緻密で美しいイラストもステキです。
    (一般担当/あほうどり)平成30年5月の特集「博物館へ行こう!」

  • 【苦手な人はスルー推奨】寄生虫は宿主に死なれると自分も困るので、本来、宿主に害を与えることはない。アニサキスなどの人体に害をなす寄生虫は、最終寄生先がヒト以外なんだけど、誤って人体に入ってしまって、にっちもさっちもいかなくなって暴れるので人体に害が出るのだそうだ。

    続きはこちら↓
    https://flying-bookjunkie.blogspot.jp/2018/04/blog-post_15.html

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著者プロフィール

サイエンスライター。東京大学農学部卒、同大学院農学生命科学研究科水圏生物科学専攻修士課程修了。大学では魚病学研究室に所属し、魚介類の寄生虫の研究を行う。出版社勤務を経て独立。主な著書に『眠れなくなるほどキモい生き物』(集英社インターナショナル)、『えげつないいきもの図鑑 恐ろしくもおもしろい寄生生物60』(ナツメ社)、『増補版 寄生蟲図鑑 ふしぎな世界の住人たち』(講談社)、『マンガはじめての生物学』(講談社)など。

「2022年 『ウシのげっぷを退治しろ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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