今度こそわかる量子コンピューター (今度こそわかるシリーズ)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 57
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061566057

作品紹介・あらすじ

スーパーコンピューターが千年かかって解けない問題を数秒で解くという量子コンピューター。この技術の理論を独習したい人のために、基礎の基礎から丁寧に解説。量子テレポーテーションや量子暗号もこれでナットク! あなたは未来技術の目撃者となる!

感想・レビュー・書評

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  • 量子力学を基本にして、コンピューターを考え直してみよう

    この試みから量子コンピューターは始まった。
    量子情報は現在もまだ発展段階であり、研究者やエンジニアはまだまだ苦戦している。量子力学そのものの「情報工学的な使い方」はなかなか見えなかったと筆者は語る。
    しかし最近、量子検索、素因数分解、暗号破りなど量子コンピューターならではの画期的な使い道が存在することが分かってきている。
    次世代のコンピューター、量子コンピューター。独特な筆者の語りが最新技術の世界に読者を連れていくだろう。

    今度こそわかる量子コンピューター
    西野友年 講談社 2015年10月
    中央館3F : 図書 007.1//N85
    OPAC:https://opac.lib.niigata-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB19809132

  • 量子コンピューティングについて、ざっと俯瞰するにはちょうど良い。が、量子力学の知識がない人がこれだけ読んでエッセンスを分かるかどうかは?かも。

  • (図書館員のつぶやき)
    量子コンピューターが私にはよくわかりませんが、「スーパーコンピューターが千年かかって解けない問題を数秒で解くという量子コンピューター・・・」どういう原理なのかは本を読んだらわかるかも知れませんね。

  • さっぱり分からなかったw
    難しすぎて最初の50ページぐらいで迷子になってあとは流し読みで終わった。

    量子ビットは、観測するまで状態が確定しない「重ね合わせ」の状態で存在するため、一つのビットで複数の状態を扱える(?)。それが量子コンピューターが高速である理由の一つ。

    アリスとボブが事前にベル状態を共有しておき、その上でアリスのみがベル状態の片割れに対して演算と測定を行うと、ボブも巻き込んだ「系全体」の状態が変化し、アリスとボブの間で終状態が一瞬にして共有される。(量子テレポーテーション)

    量子コンピューターを使うと、RSA暗号の解読に必要な因数分解が超高速に行えることが知られていて、これはShorのアルゴリズムと呼ばれる。これが量子コンピューターの存在意義を一気に高めたわけだが、同時に「量子コンピューターはどんな問題でも高速に処理できる」という誤解を生む原因にもなっている。「問題を選ぶならば古典コンピューターよりも遥かに高速に処理できる」というのがより正しい。

  • 資料ID:21504004
    請求記号:007.1||N
    配架場所:普通図書室

  • 請求記号 548.2/N 85

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著者プロフィール

神戸大学理学部物理学科准教授

「2023年 『テンソルネットワーク入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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