哲学入門 (講談社学術文庫 40)

  • 講談社
3.00
  • (0)
  • (1)
  • (3)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 36
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061580404

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 私は特に明確なプランもなく、大学入試にあたって哲学科を受験しました。2回生で、哲学のおもしろさにめざめることになるのですが、1回生の頃は迷走気味で、哲学の入門書や解説書をあれこれ読みました。この本も、そのときに読んだ一冊。このたび再読してみました。4編あるうち、中心となるのは「哲学とその根本問題」でしょうけど、今回は「モームの哲学勉強」が一番おもしろかったです。そのなかで哲学の翻訳の出来が悪くて困るという話があって、「どうもわが国では、訳者がよく知っている書物を訳すというよりは、よく知らない書物を、これから勉強するために訳すような場合が多いのではないか」とさえ言ってます。プラトン『テアイテトス』の翻訳に13年かけたという著者ですから説得力があります。当時から、そんな状況だったんだなあと思いました。(2018年6月23日読了)

  • 20150329 年寄りには辛い。若い人ならどんどん吸収できるのではないだろうか。理解するための読み方をしないといけないと思った。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1902年新潟市生まれ.
1926年,京都帝国大学文学部選科修了.
法政大学講師,東京文理科大学講師などを経て,1950年,京都大学文学部教授.
京都大学名誉教授.文学博士.古代ギリシア哲学専攻.
哲学のみならず,広くギリシアへの深い造詣により,わが国の古典ギリシア研究の水準を高めることに寄与.


「1977年 『国際学術講演集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

田中美知太郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×