みだれ髪の系譜 (講談社学術文庫 846)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061588462

作品紹介・あらすじ

くろ髪の千すぢの髪のみだれ髪…与謝野晶子が謳いあげた女の黒髪、その官能の源流を追って、著者は蕪村、新古今へと溯行し、さらに西欧に目を転ずる。流れる髪の妖艶美は、東西の19世紀末画家達の好んで描くところでもあった。日本人の心に受け継がれた、切々たる情緒の流れを縦糸に、西洋との邂逅を横糸に、あでやかに織りなす詩と絵画の比較文化史。晶子論に新境地を拓く表題論文ほか、荷風、浮世絵等をめぐる論考を収録する。

著者プロフィール

芳賀 徹(はが・とおる):1931?2020年。東京大学教養学部教養学科卒、同大学大学院人文科学研究科比較文学比較文化専攻博士課程修了。博士(文学)。東京大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授、日本藝術院会員。プリンストン大学客員研究員、京都造形芸術大学学長、静岡県立美術館館長などを歴任した。主な著書に『絵画の領分──近代日本比較文化史研究』(大佛次郎賞)、『文明としての徳川日本──一六〇三─一八五三年』(恩賜賞・日本芸術院賞)、『外交官の文章──もう一つの近代日本比較文化史』などがある。

「2023年 『平賀源内』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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