ギリシア人の数学 (講談社学術文庫 942)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061589421

作品紹介・あらすじ

ギリシア数学の現代数学への最大の遺産は「証明の発見」である。厳密な論理的演繹によって命題を証明するという公理的論証数学の形成が、なぜギリシア人の間で可能となったか。著者は、古代オリエント数学からタレス、ピュタゴラスを経て、ユークリッドに至る数学の系譜を通観し、この問題を解く核心としてギリシアのポリス社会のもつ対話や、法における平等の構造こそが重要な意味を持つと説く。

著者プロフィール

伊東俊太郎
1930年東京生まれ。東京大学文学部哲学科卒業。Ph.D.(科学史・米国ウィスコンシン大学)。東京大学教養学部教授、国際日本文化研究センター教授を経て、東京大学名誉教授・国際日本文化研究センター名誉教授・麗澤大学名誉教授。日本科学史学会会長(2001-09年)、日本比較文明学会名誉会長、国際比較文明学会名誉会長。著書『文明と自然』(刀水歴史全書、2002年)、『十二世紀ルネサンス』(講談社学術文庫、2006年)、『近代科学の源流』(中公文庫、2007年)、『新装版 比較文明』(東京大学出版会、2013年)など。共著『思想史のなかの科学 改訂新版』(平凡社ライブラリー、2002年)など。全集『伊東俊太郎著作集』(全12巻、麗澤大学出版会、2008-10年)。2020年文化功労者。

「2022年 『人類史の精神革命』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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