わざとらしさのレトリック: 言述のすがた (講談社学術文庫 1150)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061591509

作品紹介・あらすじ

夏目漱石、小林秀雄、井上ひさし、筒井康隆、ロラン・バルトらの散文表現を素材にして独自の言語理論を展開。佐藤レトリック学の「実践篇」の位置を占める会心作。

感想・レビュー・書評

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  • 面白くないわけではないのだが、今一つ響いてこなかった
    のは、取り上げられている作家の作品をただの一冊も読んだ
    ことがないという、当方の事情に相違あるまい。本当に読書
    に関しては偏食家である(苦笑)。

  • 評論なんだけど、佐藤信夫の書きぶりがなんかちょっと変わっていて、バルトを意識しているのか極端な断章形式かつ、砕けた語調に何かと脱線する話題と、読んでいて面白い。

  • 後半部分に関してはまあ、
    難易度がぐーーーーんとはねあがってくださります。
    なんとなく文章にその兆候は
    漂っているものの、要注意ですね。

    言葉をこう表現するのって
    人によってさまざまなプロセスがあったり
    手法を用いていたりします。

    たとえばど真面目だからこそ、
    言葉で遊ぶ手法を用いた漱石。

    もうすでに出ている事実を
    さらに強調することをした
    井上ひさし。

    なんか似たような語呂合わせで
    遊んでしまう筒井康隆。

    個人的には井上ひさしの
    解説が面白いように思いました。
    くどいほどの表現って
    まさにわざとらしいですし。

    後半に関しては、
    高度な解説になっています。
    言葉とはなんぞ、という
    ところに全てが向くせいなのかな。

  • <閲覧スタッフより>
    コトバを科学する。
    私たちは日常会話の中で、どのような状況で言葉を用い、それがどういう意味を生み出すのか?というように、
    言語を科学的に研究する学問を「言語学」と言います。
    そんな「言語学」の基礎知識について学べる資料をご紹介します。

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    所在記号:文庫||801.6||サト
    資料番号:10073201
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