レトリックの意味論: 意味の弾性 (講談社学術文庫 1228)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061592285

作品紹介・あらすじ

現代の思想は言語の問題、とくに意味論を核心として展開している。著者は、現代思想の大きな潮流であるバルトやデリダの言語論の検討から出発し、言語が本来もっている遊動的な弾性に富んだ「レトリック性」を豊かな例証によって考察する。ことばの意味を固定した一義的なものと捉える従来の理論を斥け、現代言語学に「意味の弾性」という画期的視点を拓いた佐藤レトリック学の到達点を示す名著。

感想・レビュー・書評

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  • これまで読んできた一般的な読者を対象としたと思われる
    著作とは違い、かなり専門的な内容となっている。この歳に
    なって、見たこと聞いたことのない専門用語が頻出する本に
    出くわすとは思わなかった(苦笑)。だが、ちんぷんかんぷん
    で全然歯が立たないというわけでなく、むしろ楽しい読書
    体験だったのは、わかるような説明を付け加えてくれる著者
    の姿勢の助けというのもあるが、著者の考える「言語観」が
    私の思う言語観とさほど遠くないということが大きいのでは
    ないかと思う。身の程知らずと言われそうだけれども。

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