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- Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061592452
作品紹介・あらすじ
本書は、レトリックに見る中国人独特の思考とその生き方を探ろうとするものである。古くは「建安七子」の一人で悪口のレトリックの名手・陳琳、杜甫以前の中国最大の詩人と目される曹植から革命家・毛沢東までを取りあげ、彼らの巧みな表現、言い回しとその発想を読み解く。さらに現代日本の文学者のなかで、高橋和巳、武田泰淳ら中国的レトリックを自在に駆使した作家への影響をも明らかにする。
感想・レビュー・書評
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目次:
学術文庫版まえがき
Ⅰ 政治的レトリックの伝統―中国口舌徒瞥見
悪態の美学―陳琳について/曹操論/阮籍小論―「詠懐詩」を中心として/変革のパトス―毛沢東の文体と発想
Ⅱ 文学的レトリックの伝統―中国表現者瞥見
文心雕龍論―その文学の根本原理への道程/曹植の世界―詩を中心として/乱世の女たち―『世説新語』の世界から/中国白話短編小説の展開―「喬太守 鴛鴦の譜を乱め点めるのこと」を素材として/中国近世短編小説集『三言』のこと
Ⅲ 日本文学への影響―その一断面
高橋和巳と中国文学/武田泰淳と中国文学/花田清輝のレトリック―ホモ・プロ・セの精神
原本あとがき/初出一覧詳細をみるコメント0件をすべて表示
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