敬語 (講談社学術文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (484ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061592681

作品紹介・あらすじ

本書は、言語学的分析をもとに敬語の仕組みをわかりやすく解きほぐし、豊富な用例によって使用法の様々を解説、さらに敬語システムの現代的変化をも展望する。日本語の急所ともいうべき、複雑多岐にわたる敬語表現のすべてがこの一冊でわかる。現代人必携の書。

感想・レビュー・書評

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  • 日常で多用してますが、偶に使い方に自信を持てない事があった、敬語。
    あいまいな部分を無くしたかったので、敬語に関する本を色々調べた結果、この本にたどり着きました。

    この書籍は、東京大学で言語学(日本語文法・敬語)を教えられている菊地康人氏が、一般的な敬語の本にありがちなべからず集またはHowTo的なものではなく、敬語の体系(敬語が生まれた経緯、その仕組み)およびその応用方法について書かれたものです。
    敬語に関するの最新の研究結果・動向を取り入れられており、学校で習った内容とは少し違いがありました。

    本自体のボリュームがあるし、内容もなかなか濃いので、読み終えるのにかなり時間が掛かりましたが、得られたものは大きかった気がします。
    敬語に関する知識がきれいに整理でき、どんな場面でも迷わずにスムーズに使えるようになりました。

    敬語に自信がない方(できれば社会人になる前、就職活動の前に)にお薦めしたい本です。

  • 自分の使う敬語に不安があったので読んでみた。敬語研究の第一人者が敬語の体系を詳しく説明してくれる。システムを知ったことで、以前よりは自信を持って敬語が使えるようになりそうだ。おすすめできる良書。

  • 読みやすくはない。

  • 敬語を基礎から勉強したいと思い,ハウツー本ではないものを探していたら,本書を見つけた。

    決して読みやすい本ではない。また,もっとコンパクトにまとめることができたのではないかとも思う。

    しかし,敬語を基礎から勉強するにはよい本だと思う。

  • 言語は思想だ。思想は言語だ。面白いな、やっぱり。

  • 日本語教師になろうかしらん、と勉強してたときに買った本。教材だったのかなあ、忘れた。断捨離本、サヨウナラ~。

  • ハウツー本として読むとしたら失敗するこの一冊。敬語研究の論文の数多くに引用される敬語研究のマイルストーンのような本であるといってもよいだろう。


    自分の研究の出発点でもあるので、本棚に登録しないわけにはいかない。

  • 敬語のハウツー本は数多いけど、
    これだけ事細かに敬語について説明している本はありません。

    分厚いですが、これ一冊を座右に置けば十分です。

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著者プロフィール

菊地康人 (きくち やすと)
国学院大学教授・東京大学名誉教授

「2022年 『日本語受身文の新しい捉え方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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