「名」と「恥」の文化 (講談社学術文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061597402

作品紹介・あらすじ

日本と中国の文化の本質は一体何なのか。千載の後に名を残す、中国人は殊の外名を重んじた。名と恥を人間倫理の根底に置いた日本人と中国人。恥を雪ぐ-武士の伝統のある日本人の名誉感。無教養は恥-神なき文人の文化、中国人の面子。本書では、恥を名の裏返しとして捉え直し、日中両国人の生き方を鮮やかに解析する。

感想・レビュー・書評

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  • ベネティクトの菊と刀を読む前と読んだあとではまた
    違った考え方が出来ると言うのが面白い。
    中国の歴史を通じて「名」と「恥」について考察しているのが
    面白いですね。

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著者プロフィール

1909年京都府に生まれる。京都大学文学部哲学科卒業。大阪大学名誉教授。文学博士。著書に『中国古代神話』(清水弘文堂書房)、『上古より漢代に至る性命観の展開』(創文社)、『「無」の思想』『「名」と「恥」の文化』『神なき時代』『老子・荘子』(ともに講談社)、『老荘と仏教』(法藏館、後に講談社学術文庫)、『中国思想史』(第三文明社)など、訳書に『荘子』(中央公論新社)、『墨子』(筑摩書房)などがある。1986年、逝去。

「2021年 『梁の武帝 仏教王朝の悲劇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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