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- Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061820487
感想・レビュー・書評
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えっとこれ、なにげに凄いのじゃなかろうか…。
一尺屋シリーズの一編であるのだけれど、それまでの作品にあったミステリらしいミステリとしての枷をはずして、作者自身の方向へ歩き出しているように思われる。
(ここで、ミステリとはなんぞやとか、ミステリの地位がどうだとか、そんなことに拘るつもりはない)
それでいて、ミステリとしての出来もとても良い(物理的トリックとしては不満に思う向きもあるだろうが、たぶんそこはもうこの作品の本質ではない)。
近作の『地獄螢』を読むと、もうミステリからは離れていくのかな、という気もするのだが、ぜひこの作者ならではの「ミステリ」を書き続けてほしいものだ、と願う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一尺屋シリーズ第6弾
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一尺屋の高校時代のお話。
作中は「ハル」としか出てこないんだが、登場人物表にしっかり書いてあるし……これってどうよ? いいのかなぁ。まっ、いいか。
これはややこしい!15年前の事件とリンクするから混乱した。犯人が最後までわからなかった……。てか途中で探すの諦めたし(笑)
しかしなぁ。冒頭の事件の解明がアレですか……まぁいいんだけど……。でも個人的にショック。
初々しさは確かにあるが、やっぱり今の一尺屋の方が好みですね。
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