少年名探偵 虹北恭助の新・新冒険 (講談社ノベルス)

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061822870

感想・レビュー・書評

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  • ようやく恭助、ふたたび。
    中学3年生になった響子の周りは春めき、恭助を思って悶々とする。
    暴れん坊な幼なじみ鉄也の本当。
    解体された鯉が発見された、殺鯉事件の真相。
    クリスマスの病院に現れたサンタの正体は。

    商店街のお騒がせトリオにかき回されつつ、事件に巻き込まれていく響子。
    細い目でそっと見守り、謎を解く恭助。
    間も無く高校受験。
    二人の関係にも進展があるのか?
    相変わらずのドタバタでも、時にしんみりとみせる。
    横溝ネタにはニヤリとしつつ、このトリオネタ、もういいかなって。
    この先、2人がどうなるの?やはり読まずにいられない。
    私もぬいぐるみのキョウが欲しいー。

  • 恭助、お盆に帰国せず、春先にかえってきたら、そりゃ殴られるよ。
    響子ちゃんのパンチはかなり強烈そう(笑)
    でも、スタンド裏の土手で転がっちゃったけど、そこでキスできたからプラマイゼロだよね?

    盲導犬の話、深いなぁ。
    はやみね先生、児童書でさらっと重い話やるのうまいよね。
    鉄也くん、乱暴者に見えて実は全部盲目の姉のためだったとかギャップずるい~!良い子すぎる。
    そりゃ、彼女も良い子でおしとやかな子が出来る訳だ。

    マスターと由美子さんが結婚!
    いや、なんか付き合ってそうだなとは思ってたけど、もう結婚まで進むとは。
    マスターは40くらいだったかな?年齢的にはしてもいいころか。
    マスター、結婚式ではさすがに髭剃るよね?笑
    由美子さん、可愛がってた鯉に指輪食べられちゃったから、仕方なく捌いたんだね……。
    それを隠すために映画を撮ることになったとはいえ、おかげで結婚式で流す映画を恭助も手伝うことになったから、渡米が伸びて良かった!
    響子ちゃん、ちょっとでも恭助といられて良かったね。

    宮本さんの話も深かったわ。
    車椅子だと結婚するのちょっとためらうし、勇気がいるよね。
    響子ちゃんと恭助が背中押してくれて良かった。

    恭助、今度の渡米が最後になるのか!
    響子ちゃん、良かったね。
    宮本さんの話やそれで響子ちゃんが泣いたことで、色々思うところや響いたのかな?

  • 【381】

  • イラストレーション / やまさき もへじ
    カバーデザイン / Veia 斉藤 昭
    ブックデザイン / 熊谷事務所
    初出 / 『メフィスト』2002年5月号・9月号、書下ろし1本、改題加筆訂正。

  • 作者の描く、我が道を行ってる、行っちゃってる大人たちは素敵だなあ。

  • あの少年名探偵・虹北恭助がまたまた帰ってきた!池の鯉はどうして殺されたのか――?クリスマスイブの夜、病院に現れた謎の「サンタさん」とは――?美少女・野村響子ちゃんをワトソン役に、虹北恭助(とカメラ屋の若旦那)の推理が冴える!はやみねかおるの新本格ミステリ魂がいっぱいにつまった一冊。

  • 「殺鯉事件」が1番面白かった。でも、どの話も面白かった。

  • もはやいい加減にしてほしいと思った作品。
    若旦那のおろかな行動のせいで
    作品が台無しになりました。
    まあ最初は読んでいるこちら側も
    ニコニコしてはいられたのですけどね。
    そろそろ限界ですね。

    「まじめに仕事しろよ。」
    の一言に尽きます。

    だけれども救えるのは
    若旦那が出てこない作品には
    それ相応の優秀な作品が
    出てきていること。

    真相が出てきたら
    もしそういうことをした経験のある人は
    しないように心がけてほしいものです。
    そう、そういう行動が彼らを
    狭めた世界にいさせてしまう要因でも
    あるのですから。

    若旦那は要らないね。

  • どうして1編だけ収録作品から省いたのかが未だに謎な「新冒険」二部作。外伝之二、お正月の野球大会の話ですよね。何かの規制にでも引っ掛かったんだろうか……?

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著者プロフィール

三重県生まれ。『怪盗道化師』で第30回講談社児童文学新人賞に入選し、同作品でデビュー。主な作品に「名探偵夢水清志郎」シリーズ、「怪盗クイーン」シリーズ、「虹北恭助」シリーズ、『ぼくと未来屋の夏』『ぼくらの先生!』『恐竜がくれた夏休み』『復活!! 虹北学園文芸部』『令夢の世界はスリップする 赤い夢へようこそー前奏曲ー』(いずれも講談社)、『めんどくさがりなきみのための文章教室』(飛鳥新社)などがある。

「2023年 『都会のトム&ソーヤ 日めくり名言カレンダー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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