十一月は天使が舞い降りた見立て殺人 私立霧舎学園ミステリ白書 (講談社ノベルス)
- 講談社 (2009年12月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061826045
感想・レビュー・書評
-
【図書館】十月を読んだのは2008年らしいので、ほぼ今までになにが起こったのか覚えてなかった。叙述トリックぽんぽん使ってるし、結構見立て無理矢理感ある。中込さんの想い…そうだったの?
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
失敗作、と評価せざるをえない。推理小説として、あまりに緩い物語になっちゃっている。
最後の「叙述トリック」が、それなりに面白かったことが救い。 -
3-
-
ひとつの物事に対してそれらしい解釈をほどこしたあとに、別の解釈をして新たな見方をする。この推理の流れを頻繁に使っていて、二転三転する展開を作り出すことができていると思う。そこまで長くない作品ながら、常に意外な展開をしようとする作者の手慣れた手法は上手いんじゃないかと。
しかしタイトルにもなっている肝心の見立ての真相は個人的に首をひねるものだった。 -
文化祭実行委員を務める琴葉と棚彦。
本番に向けての準備が進むなか、何者かを狙って空から臼が落ちてきた。
女生徒に届いたメッセージは殺人予告なのか?
それとも「ミス霧舎学園」を決めるコンテストが標的なのか…。 -
天使と悪魔
いよいよ伝説が成就するか!
(学園のある場所でキスをした二人が、さまざまな謎に推理解決するのを12ヶ月まっとうすると結ばれる) -
うぎゃああ! ひと言で表現するなら確かに“ラブコメミステリ”でした。というか本題の「今月の事件」よりも最後の告白にすべて持っていかれるのはミステリとしてどうなんでしょう。いや、著者の狙いどおりではあるのですけど。それと前巻のおまけで不自然に感じたあるポイントが今巻を読んで確信に変わったのですが、現状作中では特に触れられていないし、これも今後への伏線なのかしら。気になります。
-
ブックデザイン / 熊谷 博人・釜津 典之
カバーデザイン / Veia
イラストレーション 西村 博之
写真 / amanaimages