kaizenさんの感想
2011年9月11日
新潟と京都の間に住んでいる人なら分かるトリック。 新潟から京都まで、新幹線の方が速いことを知っているので、 時刻表を見なくても、最初から、東京経由で行くことは分かっている。 どうして、東京にいる、刑事が、最初に考えなかったかが不思議だ。 それ以外は、推理することがいろいろあった。 途中で犯人だと思われた人が、なぜ、犯人と名乗ったのかが、よくわからなかった。 推理小説とは、未解決事項を残して、読者に推理する喜びを与えるものかもしれない。
一九三〇(昭和五)年、東京生れ。鉄道ミステリ、トラベルミステリの立役者で、二〇二二年に亡くなるまで六〇〇冊以上の書籍が刊行されている。オール讀物推理小説新人賞、江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞など、数多くの賞を受賞。 「2022年 『十津川警部と七枚の切符』 で使われていた紹介文から引用しています。」