水晶のピラミッド (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1771
感想 : 124
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  • Amazon.co.jp ・本 (742ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061858411

作品紹介・あらすじ

エジプト・ギザの大ピラミッドを原寸大で再現したピラミッドで起こる怪事。冥府の使者アヌビスが500年の時空を超えて突然蘇り、空中30メートルの密室で男が溺死を遂げる。アメリカのビッチ・ポイントに出現した現代のピラミッドの謎に挑む名探偵・御手洗潔。壮大なテーマに挑んだ本格推理の名作。

感想・レビュー・書評

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  • 古代エジプト、タイタニック、現代の3つの物語で展開されるので、とてもわくわくする。結局古代エジプトの所まではさすがに御手洗は分からない…というかファンタジーに留めておいたのが逆に素敵ね。
    しかしレオナはなんでこんなに御手洗を好きなの…??命にかえても好きなのね…??びっくり

  • 途中(約半分)くらいまで、「これは本当に御手洗潔シリーズか?」と疑いながら読んだ。エジプトの話も、タイタニックの話も面白かったけど。
    事件の謎解きは捨て駒扱いで大胆すぎて笑ってしまった。
    でもレオナの依頼は完璧にこなしていて、なんとも御手洗らしくて良かった。
    レオナ、くどくはあるが魅力的だと思う。また出てきてくれると嬉しい。

  • エジプト、ギザの大ピラミッドを再現したアメリカ、ビッチ・ポイントのピラミッドで起こる怪事。
    ピラミッドに併設した塔の地上30メートルにある密室で発見されたのは溺死した男?
    古代エジプトとタイタニック号の物語の先にある事件に、御手洗潔が挑む!

    これこれ!これが読みたかったんだよ〜!!島田荘司氏の大胆なトリック!!いやもう最高!!バカミスなんだよー!!こういう力技大好き!

    前半の古代エジプトのミクルの話も読んでいて引き込まれるし、タイタニック号の描写も!!大好きだぁぁぁぁ!!!脳内セリーヌディオンんんんっっ!!→

    エレナというキャラも、この時代なら全然アリ(というか、魅力的)だし、御手洗は相変わらず御手洗だし、石岡も相変わらず(以下略)
    前半の歴史ストーリーから一転、中盤のエレナパートで謎が提示されてからの御手洗よ……いやぁ、相変わらず変人だわ(褒めてます)
    ラストも良い。次が楽しみ!!


    以下、実況ツイート

    おおお……?208ページ目で二つの物語が終わったんだが……?笑

    700ページ超えの作品なんで、たぶんここからが本編?

    いやぁ、すごいもん読んだわ。もうすでに満足。
    さて、ここからどう繋がるのか……わくわく。
    (水晶のピラミッド、読書中)

    レオナ出てきたー!!
    そういえば私、御手洗潔シリーズ読んでたわ。
    なお、まだ御手洗も石岡も出てきてませんね。(236ページ現在)

    主要メンバーがなかなか出てこないシリーズは例の鈍器本シリーズで慣らされているから大丈夫

  • 御手洗シリーズ8

  • ★3.6くらい
    暗闇坂の読了から1年以上の時間をあけて、久々に御手洗潔が読みたくて手に取ったので「そうこれ!」感が強く面白かった。
    中盤まで続く古代エジプトとタイタニック号の話も、個人的にはあの長尺だったからこそ感じられる独特の御手洗感を味わえたと思う。
    ストーリーもトリックも論理もワクワクして楽しかった。

  • 古代エジプトとタイタニックのとこ、こんな長々と書かなあかんか?(笑)何を読まされてんや?て何回もタイトル見ましたわ。御手洗潔が400ページ我慢しても出てけえへんのはともかく、松崎レオナが鬱陶しすぎる。

  • またも長かったー!!!
    色んな場の過去と現在が飛び交い、正に歴史旅行気分……というと聞こえは良いものの、規模が広すぎて始めから意味不明で「私は何を読まされているのか……」と飽きてしまったのも事実。
    相変わらず御手洗さんの登場は遅め。
    「やたらページ数残して……」と思ったら一筋縄じゃあいかない。
    でも外国人絡みだからか理解力低めな私には分かりにくかったです。
    登場人物一覧がほしい。
    着いていく石岡くんの苦労も今回もしっかり伝わってきます(笑)
    このシリーズの次の作品はこの作品より楽しめるといいな……(切実)

  • このスケールの大きさは想像するだにしない。ハリウッドで映画化しても良いのではなかろうか。

  • スケールの大きな話で、グーニーズやインディ・ジョーンズのような冒険譚が好きな方も楽しめそうなストーリーだった。
    筆者のもつ厳しさがキャラの性格と上手く馴染み、説得力のある主張として伝わってくると同時に、それが一人ひとりの人物の魅力を際立たせているので、小説の登場人物という以上の親しみが湧く。

  • 御手洗シリーズ7作目。
    古い一族の話。
    名家は大変だ。
    今回は説明が多かった。
    後半はバーっといけたが、前半はだれてしまった。
    レオナ...

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著者プロフィール

1948年広島県福山市生まれ。武蔵野美術大学卒。1981年『占星術殺人事件』で衝撃のデビューを果たして以来、『斜め屋敷の犯罪』『異邦の騎士』など50作以上に登場する探偵・御手洗潔シリーズや、『奇想、天を動かす』などの刑事・吉敷竹史シリーズで圧倒的な人気を博す。2008年、日本ミステリー文学大賞を受賞。また「島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や「本格ミステリー『ベテラン新人』発掘プロジェクト」、台湾にて中国語による「金車・島田荘司推理小説賞」の選考委員を務めるなど、国境を越えた新しい才能の発掘と育成に尽力。日本の本格ミステリーの海外への翻訳や紹介にも積極的に取り組んでいる。

「2023年 『ローズマリーのあまき香り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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