徳川家康(15) 難波の夢の巻 (山岡荘八歴史文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (478ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061950375

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  • 豊臣秀次の切腹。
    そして、豊臣秀吉の死が描かれる。

  • 天下泰平から豊臣家のため、自分のメンツのためにまい進する秀吉。老いとはそういうことか。現代でも、よくあること。無駄な長生きは自分を含めた周りを不幸にする。
    家康、いよいよ天下取りに向けて動き出すか。

  • 大権現様が主君の凋落を堪え忍ぶ15巻。

    大陸出兵が失敗し、家中の対立が起き、
    不気味な音を立てて崩壊していく豊臣政権。
    そしてパワフルだった秀吉も弱い老人になり、
    人生の空しさを漏らしながら死んでいく。

    そこで我等が大権現様は天下泰平のために
    自らがリーダーシップを取り始めるが、
    それを快く思わない三成を中心とする五奉行。
    いよいよ関ヶ原の戦いが迫ってきた。

    秀忠公の成長に嬉しくなり、
    トリックスター的存在だった才女の
    木の実が修羅場をくぐり抜けてきた
    人々に敗北していく様を見て複雑な気持ちになった。

  • 秀頼誕生による関白秀次の動揺。石田治部少輔の画策、秀次自刃。秀吉重患。12.10.25

  • 913.6 ヤ (15) 

  •  
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/4061950371
    ── 山岡 荘八《徳川家康 15 難波の夢の巻  19880201 歴史文庫》
     

  • いつか読もうと思っていた作品。「豊臣秀吉」、「織田信長」はある程度知った気でいたので、戦国時代の三大英雄、最後の一人を知るためにと思い読み始める。
    結果、非常に感動した。司馬遼太郎作品や池波正太郎作品、世の中の一般的な「家康像」を覆す作品であった。家康がなぜ天下を取り、そして江戸幕府260年の平和な時代を築けたのか、おぼろげながら理解できた気がした。
    また、著者の目を通して描かれた「家康の思考法」に強く感銘を受け、自己統制の本としても傍に置きたいと思った。

  • 主筋の織田家を自ら散々な目に合わせただけに、死を間近にした秀吉は性急に豊臣家を固め始める。

    しかし、時すでに遅し。できたことといえば跡目を秀頼に固定することだけ。

    豊臣政権内部の軋轢は強まり、朝鮮征伐は重くのしかかってくる。


    策謀をめぐらす五奉行は諸将に嫌われ、対立の芽は至る所に吹き荒れている。



    秀吉は退場し、秀忠はよく育った。


    この小説はまるで舞台のようにたくさんの人が出てきては消え、また出てくる。



    人生には足元を固める時期も必要。

    朝鮮や大明帝国とやり合わずに関白家を固めていれば歴史はずいぶん変わったろうに。

  • 2009/3/30 読了。

  • 秀吉…惨めすぎる

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著者プロフィール

明治四十年(1907年)新潟県に生まれる。十四歳で上京し、博文館印刷所に文選工として働く。長谷川伸に師事、山岡荘八の筆名を用いる。昭和二十五年(1950年)より、北海道新聞に『徳川家康』を連載開始。昭和二十八年(1953年)単行本の刊行が始まり、ベストセラーとなる、『徳川家康』により、第二回吉川英治文学賞を受賞。以後、歴史小説を中心に創作する。昭和五十三年(1978年)七十一歳で亡くなる。

「2023年 『水戸黄門 下巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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