- Amazon.co.jp ・本 (470ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061950467
感想・レビュー・書評
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いつか読もうと思っていた作品。「豊臣秀吉」、「織田信長」はある程度知った気でいたので、戦国時代の三大英雄、最後の一人を知るためにと思い読み始める。
結果、非常に感動した。司馬遼太郎作品や池波正太郎作品、世の中の一般的な「家康像」を覆す作品であった。家康がなぜ天下を取り、そして江戸幕府260年の平和な時代を築けたのか、おぼろげながら理解できた気がした。
また、著者の目を通して描かれた「家康の思考法」に強く感銘を受け、自己統制の本としても傍に置きたいと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
フロイト最後の著作「モーセと一神教」はエス論者フロイトとユダヤ人フロイトの内なる葛藤を描いたものだった。
家康最晩年の大阪冬の陣では家康は天下人であると同時に一私人としての骨肉の情を自覚する。かつて瀬名御前と信康を切ったときとはその感覚は違ってきている。
武の道は女子供を守るものとする家康が創設した江戸幕府の敵、秀頼と淀君はその女子供であった。
よく出来た小説だとしか言いようが無い。
最後の最後で家康はひとりの人間に立ち返り、そして自分の作り出した機構と対決する。面白い。
家康の思想上のライバル真田幸村も虚心に準備を進めている。
和議なった大阪冬の陣、決着の夏の陣へと時代は進む。
家康の敵は己の過去と戦を望む人々だ。 -
2009/5/5 読了
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大阪方の人材のなさは異常
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とにかく長いけど、歴史小説好きにはたまらないかも。
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小学校6年生、夏休み。
父に挑まれたので。