ちょっとおんぶ (わくわくライブラリー)

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061957800

作品紹介・あらすじ

森のほうからホーホッホ、ホーと、フクロウのこえがきこえます。
 いまは、よるのまん中です。いま、おきてフクロウのこえをきいている子はきっとわたしだけです。
「ホーホッホ、ホー。」
 ふくろうのなきまねをしました。
「ねえ。」と、木のうしろからこえがしました。
 なんだ、おきている子はわたしだけじゃなかったんだ、と、ちょっとがっかりしながら、「なに。」と、へんじしました。
「ぼく、つかれちゃったから。ちょっとおんぶ。」と、その子はいいます。
「ほんとにちょっとだけ?」というと、
「ちょっとだけでいい。」といいながら、くらい木のうしろから、くろいクマの子がでてきました。──本文より。

小学校一年のつきちゃんはある日、じめんのもりあがりにつまずいてころんでしまいます。すると、じめんの中から「ちぇっ。」と小さい声が聞こえてきました。──もぐら、クマの子、あさり、きつね、とかげのしっぽ、などなど、ある日急にいろいろな生き物たちの声が聞こえてくるようになってしまった女の子、つきちゃんのお話です。絵本を卒業したばかりのお子さんやよみきかせにもぴったり。
小学館文学賞、野間児童文芸賞、産経児童出版文化賞大賞など数々の賞を受賞している児童文学作家、岩瀬成子氏と、ラガッツィ賞受賞、ボローニャ国際絵本原画展入選など国際的にも評価の高い絵本画家、北見葉胡氏との美しいコラボレーション作品です。

感想・レビュー・書評

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  • 【図書館】動物たちとお話しができる女の子のお話。楽しくていいな、と思えます。

  • 夜、目が覚めたわたしが庭に出てみると、小さなくまの子がでてきて、「ちょっと おんぶ」っていうから、おんぶしてあげた。すると、「おうちにかえりたい」「おうちってどこ」「あっち」…くまの子をおんぶして、夜の森を歩いていくと…。ちょっぴり不思議なことがおこって、ちょっぴりほんわかするおはなし。

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著者プロフィール

1950年、山口県生まれ。
『朝はだんだん見えてくる』で日本児童文学者協会新人賞、『「うそじゃないよ」と谷川くんはいった』で小学館文学賞と産経児童出版文化賞、『ステゴザウルス』と『迷い鳥とぶ』の2作で路傍の石文学賞、『そのぬくもりはきえない』で日本児童文学者協会賞、『あたらしい子がきて』で野間児童文芸賞、『きみは知らないほうがいい』で産経児童出版文化賞大賞、『もうひとつの曲がり角』で坪田譲治文学賞を受賞。そのほかの作品に、『まつりちゃん』『ピース・ヴィレッジ』『地図を広げて』『わたしのあのこあのこのわたし』『ひみつの犬』などがある。

「2023年 『真昼のユウレイたち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岩瀬成子の作品

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