平凡,私は懐疑派だ: 小説・翻訳・評論集成 (講談社文芸文庫 ふE 1)

著者 : 二葉亭四迷

• 講談社 (1997年12月1日発売)

感想・レビュー・書評

[sincosさんの感想 · 2008年12月13日]

痛々しいまでに徹底した自己批判、
美しいもの、愛おしいものを描く生き生きとした筆致と、
ニヒリスティックなユーモアとによって、
自然主義作家の自伝的小説とは一線を画する名編。
生きた長谷川二葉亭が、そこにいる。