上海游記・江南游記 (講談社文芸文庫)

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著者 : 芥川龍之介
制作 : 芥川 龍之介 
  • 講談社 (2001年10月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061982802

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上海游記・江南游記 (講談社文芸文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 大正11年前後?の紀行文のための旅行の話。游記は遊記とも書いて紀行文のこと?

    中国の地理に興味を持ってちょっと調べたりした。杭州も蘇州も揚州も大体上海近郊だった(ちょっと大雑把すぎでは)

    孔子廟にコウモリ(蝙蝠)がたくさんいるが、蝠は福に通じて縁起がいいから中国人は喜ぶという話の中で江戸期はコウモリも粋な代物だったとの話がかいてあってきょうみぶかかった。
    あと香炉峰が二つあるという話。李白の方と白楽天のほう(枕草子に出てくるほう?)

    香炉峰の話をしてるのは廬山を見にいった時の話ですが、そのあと見たくもないのに観光に引っ張っていかれるときに「名山、名画、名人、名文…あらゆる「名」のついたものは、自我を重んずる我々を伝統の奴隷をするものである。と愚痴っていて笑った

    不潔なこととか詩境を妨害されることに始終不満を漏らしてるけど体調を崩したりする以外はそこそこ楽しそうに旅しているなと思った。観光地化されている場所の俗悪なところは攻撃しがちだけどちゃんとしたところの料理なら褒めてばかりなのでそこはちょっと面白かった。京劇の役者にあった話とか京劇自体に私がくらいのもあるけど聞いたことなかったから面白かった

    赤塚図書館

  • 大正十年にジャーナリストとして中国に派遣された芥川の旅行記
    船酔いに悩まされた挙句
    やっと上陸したと思ったらいきなり腹こわして即入院というひどい出だしだが
    そこから先は実にお気楽なものである
    観光地の不潔さに閉口しただの
    めし食ってたら隣にちょっと美人が座っただの
    酔っぱらいのヤンキイにむかついただの
    どこそこの名所を見てがっかりしただの
    そんなことばっかり書いてる
    いちおう中国の知識人に面会したりもするが、基本的に上の空だ
    (ちなみに中国語はさっぱりできなかったらしい)
    日本の悪口を書いたラクガキを見かけたりはするものの
    著者本人の政治的主張はいっさいなしである
    そのかわり歴史や文学のうんちくがけっこう多い

    誰からも束縛されず、誰のことも束縛しない
    見たことまんま書き散らすのが芥川のジャアナリズムであった
    そんな彼にとって、文章のなかの自由すら失われていくのは
    大変な恐怖だったに違いあるまい

  • (欲しい!/文庫)

  • 芥川龍之介の支那旅行記。
    大正10年(1921年)に旅をしたということなので、今から約90年前。
    それなりの知識がないとちょっと楽しめない一冊かも。わたしには少し難しかった。

  • 芥川龍之介がこんなにお茶目な人だとは知らなかった。こりゃ、モテるわ。

  • 最近の下手な中国ガイド本を読むより、よほど面白い。

  • 船に酔って必死に楽しいことを考えようとする芥川、物売りに「不要(プヤオ)」をくらわせて得意げな芥川、美貌の中国人俳優が手鼻をかんだことにえらく失望する芥川…。文豪・芥川龍之介が身近に感じられる一冊。芥川好き女子にはマストでしょ。

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上海游記・江南游記 (講談社文芸文庫)の作品紹介

大正十年三月下旬から七月上旬まで、およそ四ヵ月に亘り、上海・南京・九江・漢口・長沙・洛陽・大同・天津等を遍歴。中華民国十年目の中国をつぶさに見た芥川龍之介が、政治、文化、経済、風俗ほか、当時の中国の世相を鮮やかに描写。芥川独得の諧謔と諦観で綴った大正十年の中国印象記。表題作をはじめ「長江游記」「北京日記抄」及び、絵葉書に象徴的に記した各訪問地の感想「雑信一束」の五篇を収録。

上海游記・江南游記 (講談社文芸文庫)はこんな本です

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