重耳(下)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 142
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062063791

作品紹介・あらすじ

大いなるほうき星のもと、圧倒的な筆力で、小説の醍醐味を堪能させる特別書下ろし長篇ついに完結。人間の器量と天命を存分に描き、深い感動を呼ぶ。

感想・レビュー・書評

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  • 終盤に重耳の活躍をもっと期待していたが、それほどではなかった。許したり仕返ししたりの連続で、歴史も感情で動いていることを改めて考えさせられた。

  • 1993年発行、講談社の単行本。全3巻。これで終了。下巻はもっとも重耳らしい放浪時代と即位後。放浪時代の恩讐と即位後の態度が見事に対応している。対応しすぎているぐらいだ。楚の成王が戦いに出てこなかったには何か理由があるのだろうか。やはり印象のとおり子玉の暴走なのだろうか。まぁ、楚はずっと王族の力が強かった国ではあるが。

    他:「あとがき」(平成5年1月10日)

  • 史記などでお馴染みの文公。上巻は祖父の代の晋の統一まで。中巻は驪姫の乱まで。下巻がよく知られる諸国遍歴と即位。下巻の内容をもうちょっと厚くしてほしかったかな。。

  • 吉川英治さんの三国志を読んでから、
    中国の歴史小説を探しては読んでました。

    私にとって、この「重耳」が決定的でした。
    約30年 春秋・戦国時代、
    そこに生きた人物への興味は未だに尽きません。

  • 君主になってからの話をもっと長くしてほしかった。

  • 2008/7 再読

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著者プロフィール

宮城谷昌光
1945(昭和20)年、愛知県蒲郡市生れ。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事し、創作を始める。91(平成3)年『天空の舟』で新田次郎文学賞、『夏姫春秋』で直木賞を受賞。94年、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞、2000年、第三回司馬遼太郎賞、01年『子産』で吉川英治文学賞、04年菊池寛賞を受賞。同年『宮城谷昌光全集』全21巻(文藝春秋)が完結した。他の著書に『奇貨居くべし』『三国志』『草原の風』『劉邦』『呉越春秋 湖底の城』など多数。

「2022年 『馬上の星 小説・馬援伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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