- Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062063791
作品紹介・あらすじ
大いなるほうき星のもと、圧倒的な筆力で、小説の醍醐味を堪能させる特別書下ろし長篇ついに完結。人間の器量と天命を存分に描き、深い感動を呼ぶ。
感想・レビュー・書評
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終盤に重耳の活躍をもっと期待していたが、それほどではなかった。許したり仕返ししたりの連続で、歴史も感情で動いていることを改めて考えさせられた。
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1993年発行、講談社の単行本。全3巻。これで終了。下巻はもっとも重耳らしい放浪時代と即位後。放浪時代の恩讐と即位後の態度が見事に対応している。対応しすぎているぐらいだ。楚の成王が戦いに出てこなかったには何か理由があるのだろうか。やはり印象のとおり子玉の暴走なのだろうか。まぁ、楚はずっと王族の力が強かった国ではあるが。
他:「あとがき」(平成5年1月10日) -
史記などでお馴染みの文公。上巻は祖父の代の晋の統一まで。中巻は驪姫の乱まで。下巻がよく知られる諸国遍歴と即位。下巻の内容をもうちょっと厚くしてほしかったかな。。
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吉川英治さんの三国志を読んでから、
中国の歴史小説を探しては読んでました。
私にとって、この「重耳」が決定的でした。
約30年 春秋・戦国時代、
そこに生きた人物への興味は未だに尽きません。 -
君主になってからの話をもっと長くしてほしかった。
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2008/7 再読