みんなの精神科: 心とからだのカウンセリング38

  • 講談社
3.13
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062086059

感想・レビュー・書評

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  •  この本は、以前から本屋で見つけていたのですが、縁がなくてしばらく買っていなかったものです。そのためか、購入後一気に読んでいました。著者自身が「あとがき」で書いているように、口述筆記で書かれたものです。
     一部を転記すると、「これは私がディスクジョッキーのように精神医学について語れるか、といった実験のようなものですね。」、となっています。そのため、先に書いたように読みやすくなっています。一般の人が対象のため、内容も取っつきやすく、映画や歌をはじめとして、いじめ、阪神・淡路大震災のことなど、変化に富んでいます。
     また、「私がここで意図したものをわかりやすく言うならば、やはり精神科医の話というものに慣れてもらう、あるいは精神医学的な話の内容になじんでもらう、してわかりにくいといわれているものについて、わかりやすく感じてもらうことです。」とも書いています。精神病や精神障害について書かれた本はたくさんありますが、読んでいるうちに頭がぼーっとなってしまうくらい難しいものがほとんどです。
     そのことがかえって精神病や精神障害をわかりにくくしているのはそのとおりです。ディスクジョッキーを聞くように、読んでみてください。

  • 様々な例を出して話が進んでいくので読みやすかった。
    わたし自身、精神科に通っているので興味深い内容だった。

  • おもしろかった。昔の本だけど今とそう変わってないというか、むしろ根本的なこと思い出すというか。精神科の先生の話ってもっと聞いてみたい。

  • おじいさんのひとりごとって感じ

  • こんなにスっと入ってくる精神科についての本は、河合隼雄さん以来。笑
    「戦争を知らない子どもたち」や「あの素晴らしい愛をもう一度」の作詞された方とは知らずに読んで、芸能活動と精神科医という二つの顔をお持ちだったんだなと後から理解。
    この本は口語で書かれたということで、なるほど納得を大いにした。精神科のことを精神科医として書こうとすると、カタクなっちゃうんだそうで・・・(論文ぽくなっちゃうんだろうか)。精神科のことをDJぽく語ってみた、というようなことを最後のほうで書かれており、どちらの職業もきちんとされている(人からも認められるくらいに)から、こんなに(この本が)成功しているんだろうな。となんか感慨深い思いがした。

  • 心療内科を受けるに当たってどういう人が心療内科にかかり、どういった治療が行われるかということが書かれているのかと期待したが、少し違った。

    様々なケースを例に、精神科医としての見解を述べている本です。
    読み物としてはなかなか面白いけれど、題名につられて買った人には少し見当違いかもしれません。

  • 2007/10 読。

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著者プロフィール

精神科医、臨床心理士、作詞家。
1946年淡路島生まれ。65年京都府立医科大学在学中にザ・フォーク・クルセイダーズ結成に参加、67年「帰って来たヨッパライ」でデビュー。グループ解散後は作詞家として活動。71年「戦争を知らない子供たち」で日本レコード大賞作詞賞を受賞。九州大学教授を経て現在白鷗大学学長。
著書『コブのない駱駝』『良い加減に生きる』他多数

「2021年 『「こころの旅」を歌いながら』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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