- Amazon.co.jp ・本 (166ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062086530
感想・レビュー・書評
-
児童書に分類されるのだろうが、大人でも楽しめる。
少し不思議で少しハラハラ、少しホンワカして少しニンマリ。
父と子の話をベースにした九編。
「たぬき親父」
こわいお祖母さんの夫、亡くなったお祖父さんは実はたぬきが化けていた?
「春に会う」
毎年春になると落ち着かなくなる父。そんな父にイライラする母。父が春になると会いに行く『初恋の人』とは?
「ミミズク図書館」
『たぬきやきつねの子どもが人間に化けたときに困らないように』出来た図書館、人間の子どもが入るには?
「木積み村」
『きつねが人間の女の人に化けて、結構して子どもまでつくる』『信太妻』、だが『人間に化けてもしあわせに暮らせなかった』らどうなる?
「ザクロの木の下で」
『お社につれてこられる子は』『鬼子母神が』様々な事情で親元で育てられない子どもたち。『子どものほしい人』は日暮れにザクロの木のあるお社に行くと良い。
「『信用堂』の信用」
三年前から着付けを習い、講師の免状をとれるほどに上達した息子。そこまで懸命にやった訳は?
「父さんのお助け神さん」
何か困ったことがある度に『神さん』に助けてもらい、代わりに大切なものが失くなっていく父さん。今回失くなるのは何なのか?
「鏡よ、鏡…』
出ていった母さんの代わりに夜だけ母さんになる父さん。髭のある母さんなんて変なのに、いつの間にか『ひげづらの母さん』なら言い合えることが増えていく。
「父さんの宿敵」
幼い頃に出会って一度も勝てないまま離れ離れになってしまった父さんの宿敵。
だがその後再会して一度だけ宿敵を泣かせたという。それはどうやって?
大人目線で読むと、どうしても親側の視点で読んでしまう。親子、夫婦、家族、その繋がりや想いを改めて温かく感じる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
すごーくよかった。
ほんわかしてて、いろいろ辛くなったときにまた読みたいとおもいました。 -
5-1 家族に絡んだちょっぴりファンタジー。高学年に読み聞かせ。13分
-
この本をブログで紹介してます↓『本の虫*大人が読む児童書・絵本・色んな本』
<a href="http://bibliophage.blog73.fc2.com/blog-entry-254.html" alt="emmeのブログへ">ほしをつかまえたおうじ その1</a>