- Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062100373
感想・レビュー・書評
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「こうすれば戦争を回避できた」「こうすればアメリカに勝てた」の部分は「そんなに都合よくいく訳ない」主張だが、それでも何かしら知恵を絞って考えてみることが重要なのだと思う。
戦争の目的は?という問いに対する「勝つことだ」というごく当然の答。
「戦争はいけません」という思考停止よりはよほどまし。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
どう失敗したかと言う戦史分析は多いが、どうあるべきだったかをデータに基づいて具体的に提示しようとするこの本はそれらとは一線を画す。
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大東亜戦争の敗因を探ることにより、現代にも続く日本人の弱点を考察する内容。主題の内容よりも主とするのは大東亜戦争時の詳細な軍備解説。
これだけ詳細なデータと戦力を基にして考察する一書はそうそう出会えない。さらに小室直樹の地に足のついた史観も随所に的を得るものであり、見ていてる者としては戦力構成や参謀本部が如何なる組織だったのかを具体的に知ることができる。
変に史観に偏るものではなく、あくまでも詳細なデータと背景をもとに考えられる戦争の様子は偶像でしかない戦争の考えを覆すものになる。 -
戦争反省・戦争研究のベクトルは『戦争は悲惨悲劇反対』ではなく『次はどうやって勝つか』に向けられるべきである。超進歩的で建設的な大東亜戦争研究本。
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歴史から学ぶのは大切。