- Amazon.co.jp ・本 (52ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062102933
作品紹介・あらすじ
あらしのよるに逃げ込んだちいさな小屋の暗闇の中、2匹の動物が出会う。風邪をひいて鼻のきかない2匹は、お互いがオオカミとヤギ、つまり「食うもの」と「食われるもの」であることに気付かない。すっかり意気投合したヤギとオオカミは、翌日のお昼に会う約束をする。合言葉は、「あらしのよるに」。
もともとは1冊で終わるはずのお話が、後日談を全国の読者から寄せられて、シリーズ化されたその第1弾。1994年の発売後、講談社出版文化賞絵本賞、産経児童出版文化賞JR賞を受賞したのを皮切りに、舞台化、イタリア語版の発行、ビデオ紙芝居の発売とその反響はとどまるところを知らず、2000年には小学校4年生の国語の教科書に採用されている。
生き生きと描かれた絵に、読み聞かせに最適なテンポのいい短い文章。かみ合わないようでかみ合った会話、ばれそうでばれない展開は、読み聞かせているはずの大人をもとりこにするはず。大人も子どもも続きを考えずにはいられない1冊である。(小山由絵)
感想・レビュー・書評
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小さい頃、読み聞かせ会にて凄くお世話になった本です。
声や音しか聞こえないなか、相手を信頼していく気持ち。
正体がバレてしまうかもしれないという、緩急が面白い。
雷が苦手な子が多いと思うので、一緒に体験しているかのように読み聞かせられれば、更に楽しめると思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
久しぶりに、図書館で借りて読みました。
嵐の中で、鼻風邪をひいて、転がり込んだ小さな小屋で出会ったメイとガブ。相手の姿が見えない、匂いも分からない。だからこそ、共通点が多くて気が合うことが分かり、友達になりました。友情のあるべき形はこういうことですよね。なのに、二匹の「正体」を知っている読者はただただ心配するしかない。 -
ドキドキ感がたまらない、シリーズの続き?が読みたくなった。ちょっとこわいかなあと思ったけど、子供にも好評。他のも読みたいみたい。話の続きを想像させる、シンプルなストーリーで、引き込まれる。
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2021/03/13 瑞、図書館にて
あ行から借りるで統一した日。
想像力をかきたてられる、
目の見えない状況での会話のおもしろさ、
私も久しぶりに読んでとても楽しめた。
瑞も気に入っている様子。
お話終わりに、
あらしのよるにの合言葉で再開したらどうなるのか
瑞に尋ねて質問してみるのも面白い。 -
絵本のクラシック。読んだことがなかったのですが、国際子ども図書館でのんびりしながら手にしました。あまりの面白さと奥深さに心をわしづかまれました。そして続きが読みたくなるエンディング。小学生の娘は、どうなるんだろうって想像した方が面白いから、読みたいけど続きは読まないでいるのだとか。
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あべさんいわく この大型版と元の本とは色彩が少し違う。
色彩は、原画が基本だけれど、本にするためには印刷のインクになる。
何枚もテストされたら、その中で原画の思いに近いものを選ばれるらしい。
その絵を選ばれている姿を思い出した。
旭川のラーメン屋さんでそんな話をしてくれました。
シリーズ7巻(登録省略)
あべさんファンはどちらも購入すべし。 -
2008/9/17
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2021.02 3-3
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あらしのよるに出会ったやぎとオオカミ。ドキドキする展開に、最後まで楽しみながら読めました。あらしのよるの翌日、二人はどうなってしまうのでしょうか。続きを読んでみたいです。
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ボランティアの方の読み聞かせ
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★2023.09(1-2)