女帝・氷高皇女

著者 :
  • 講談社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062104388

感想・レビュー・書評

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  • 前半は、氷高皇女というより、
    阿閉皇女が主人公だなぁーと思ったよ。
    だから、タイトルが「女帝・氷高皇女」なのに
    「あれ?」って感じちゃった。

    個人的には、氷高皇女の恋について
    書いてあってほしかったなぁー。
    独身だからこそ、氷高皇女の内なる恋心みたいな
    話があるかと思ったのに…
    なんだか、思ってたのと違う。

    人によっては史実に忠実に、と思う人もいるけど
    私は作り話だからこそ、
    登場人物の心理描写を書いてほしかったぁー。

  • 2014.4.22読了
    前半は元明天皇が主人公みたあ
    氷高様は天皇の時、色々実績があったような気がしたけど
    この本では全く触れられない

  • あらすじに毛がはえたような淡々とした筆致がやや物足りなかったものの、藤原氏に押されていく流れの最中にあった女帝の存在はやはり興味深い。それがまた苛立ちや悲観に満ちた人生であるだけに、最後に描かれた心浮き立つような時間が胸にしみてくる。

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著者プロフィール

1929年3月31日神戸市に生まれる。15歳から小説を書き始める。関西学院大学、同大学院に進学しドイツ哲学を学ぶ。『処刑が行なわれている』(69年・審美社)で田村俊子賞、『鬼どもの夜は深い』(83年・新潮社)、「響子シリーズ」(88~94年・新潮社)、『隅田川原』(82年・集英社)、『女性のためのギリシア神話』(95年・角川書店)など多数。50歳を過ぎてギリシアに長期滞在し、ギリシアの神話・悲劇を通して男女の差異に注目。そのジェンダーの視点を日本の古典文学に応用した多くの作品がある。半年以上を過ごした山寺で、そこに集まる猫たちとの交流を描いたエッセイ集『今は昔、猫と私の関係』(2002年・講談社)には、猫好きの人柄がよく表れている。2003年4月24日歿。

「2005年 『くろねこたちのトルコ行進曲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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