どうして男は、そんな言い方 なんで女は、あんな話し方―男と女の会話スタイル9to5

著者 : デボラ・タネン 田丸美寿々 金子一雄

• 講談社 (2001年2月1日発売)

作品紹介・あらすじ

そうか!そうだったのか!どこのオフィスにもある男と女のギクシャク、これで解消!言語学者タネン教授のベストセラー。

感想・レビュー・書評

[肉盛り海鮮食堂さんの感想 · 2021年4月24日]

職場やビジネス場面における男女の「会話スタイル」を一般向けに説く本。

著者は社会言語学という分野の研究者で、本人のささいな言葉の行き違いや誤解によって離婚に至った経験から研究を志したそう。

著者によると、男女の会話スタイルは幼少期からの成長によって身に付いたものだそう。ということは、そのスタイルを変える、ということはとても難しいということ。著者はその「スタイルが違うこと」を「理解」することを説く。

一言で言えば、男のスタイルは「競合的」「競争的」、女のスタイルは「親和的」「和合的」なんだそう。男は相手との上下関係、女は同列関係で親密さを作るのだそうな。また、会話において男は「情報」の側面、女は「感情」の側面を重視する、とのこと。

言われていることは漠としたイメージどおりっちゃイメージどおりだけど、それを膨大なオフィスでの録音会話を基に分析した、という点がミソかな。

読後、むか～し付き合った彼女が「聞いてくれるだけでいいの、アドバイスはいらないの」とよく言われた酸っぱいことを思い出した (>_<)

ちなみに、この本は訳者が再構成した、純粋な原著そのままの訳書ではないそう。読みやすいけど、若干同じような内容の繰り返しが多いのはそのため？

[白梅さんの感想 · 2015年4月6日]

共感する女脳、システム化する男脳
で紹介されていた。

[kotoさんの感想 · 2007年7月12日]

行き詰って悩んでいた頃に読んだ本。何を悩んでたんだろうって今は思う。
懐かしいです。

[tallbulbさんの感想 · 2006年11月24日]

紋切り型。