きれいな人

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062118132

作品紹介・あらすじ

マダム・ヴィトラックの100歳の誕生日祝いに配られた詩集と、98歳の「小娘」イヴォンヌの何日にもわたって続いていく昔語り-。日付の感覚を失っていく「私」の目の前に、ふたつの大戦に翻弄され正気を失ったミッシェルの魂の物語が浮かび上がる…。傑作長編小説。

感想・レビュー・書評

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  • 高橋たか子さんの作品二十代に、いろいろな時代のものを読んできました。この本はだいぶ時間が経過して、私が結婚し、子供を持ち、さらに子供を事故で入院付き添い介護中に病院の図書室で深夜に見つけました。観想的という言葉、好きです。

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著者プロフィール

高橋たか子(1932.3.2~2013.7.12) 作家。京都市生まれ。京都大学文学部修士課程修了。修士論文は仏語で「モーリアック論」。大学卒業後に結婚した高橋和巳の創作活動を支える一方、自らも小説・評論を書き続ける。71年に夫を亡くした後洗礼を受け、日本とフランスを往復しながら霊的生活と作家活動を送る。『空の果てまで』の田村俊子賞を始め、『誘惑者』で泉鏡花賞、『怒りの子』読売文学賞、『きれいな人』毎日芸術賞など多くの文学賞を受賞。

「2022年 『亡命者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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