- Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062121491
感想・レビュー・書評
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学校生活や人間関係に嫌気がさしていたさわ子のもとに一通のメールが届いた。指定されたサイトにアクセスして、その掲示板に虚構の物語をリレー小説のように書いていこうというものだった。彼女は約100人に参加を募るメールを回し…。
世間からちょっとずれた女の子3人が主人公。筆者のあとがきに書かれた言葉「人とちがうことは、そんなにいけないことでしょうか。」「ちょっと変わっている、それだけで苦しんでいる子たちをどうしても描きたかったのです。」というメッセージがたっぷり入っている物語。
携帯という機械にどっぷりつかってしまう様子を見るのが空恐ろしかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
う〜ん。途中で飽きるほどではないけど、あんまり〜。
表紙と題名からB級的なというかジャンキーなのを期待していた。ストーリーだけ見ればそういう感じではあったけど、文体がいい子すぎる。ようは、内容と文体があってない。はじめの「郵便受けの前であたしは泣いた。」とか『忍び寄る「現実」』とかいちいちリアリティがない。大人(たぶんおじさん)が想像で書いてるんだなって感じがして冷める。ネット上の相手がどんな人かはわからないけど確実に繋がっているという感覚をテーマにしたのはとてもいいので、もっとクオリティの高いものが読みたかったかな。 -
きのう読み始めてきのう読了。二冊目の石崎さん。
終盤になるに従って、さわ子が「かわいそうな子」扱いされてる感じになってしまったのが残念。舞はマスコミに対して「ぜんぜんわかってない!」と思い、「本当の」さわ子について語るけれど、それだって結局のところ「本当」かどうかはわからない。当事者意識の共有による連帯というより、単なる他人への同情の域を出ていない感じがするのは、「本当」を巡るその皮肉さへの目配りがないせいかなと思った。
なんとなく、この作家さんの場合、女の子じゃなくて男の子たちの話として仕上げた方が、目線がシビアになってもっと掘り下げられたんじゃないかしらという気がする。 -
引き込まれるようだった…!
中1のとき読書感想文をこれで書いたら結構良い点もらえた(^O^) -
えぇと、随分前に読んだものだからあまり思えてはいないのですが、普通に面白かったと思っていたような気がします。全然グロくはなかったです。スラスラ読めます。
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結構怖い感じだった・・・
私が馬鹿だから気づかなかったのか(ぇ、なんか「ぁぁ、このあれね」的な(ぇ
でも、なんか気持ちがわかるきもするね。。。 -
これ懐かしいな〜 小学生だった自分にはリアルで怖い内容だった
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事に及ぶに至るまでの”深い悲しみ”が、もう少し盛り上がりと共に表現できていれば良かったかな。最終ページはちょっと好き。
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あまり期待してなかったのだけれど、よかった。10代前半の思春期の女の子の心の動き、よく書けていると思う。そう、誰かとつながりたい、でもなかなかうまくいかない。自分の居場所を見つけたいよね。