そして、警官は奔る

著者 :
  • 講談社
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感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・本 (522ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062122559

感想・レビュー・書評

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  • 心身共に傷つけられる子ども達が、
    つらいし、読むのも嫌だけれど
    それでも、だいぶソフトにしてあるようにも思う。
    10年前に発行された小説だけど、
    不法滞在、無国籍の子ども達という問題は
    ますます、深刻になっているような気がする。
    むなしいというか悲しい。
    武本氏は好きなキャラクターだなぁ。
    武骨で真面目、いい刑事さんです。
    やや人間ぽくなってたような気がするけれど、
    これは人としての成長として。
    武本氏には、もうちょっと喋ってほしい(笑)

  • 知らずにシリーズ2作目からはいってしまったが、意外な面白さ。普通脇役におおい不器用で無口な刑事が主人公。この鬼瓦がなかなかチャーミングで、前作も又よむことになりそう。
    それにしても、この作者の名前、絶対に読めない。前にギフトを読んだんだけど、読み方忘れてたし。

  • リーズ第2弾は不法滞在、児童ポルノ、幼児虐待、人身売買など重い内容。テーマは社会問題になっている「戸籍の無い子」。武本と潮崎ペアの他にも小菅、和田、徳田と魅力のある登場人物との絆が心を打ちました。人を守るために犯す罪。それでもやはり罪は罪なんだと考えさせられる作品でした。

  • 前作に続き、なんとも言えないもやもや感が残った。主人公の「考えてもどうしようもないことは、考えない」という姿勢はいいなあと思った。

  • 武本・潮崎コンビ?シリーズ2作目。警察という組織の中で正義と法と犯罪への向き合い方が、登場人物それぞれで、読み応えありました。人身売買や不法滞在など重いテーマだし、潮崎君がなんだか切ない。

  • 武本の性格変わって来ている気がする

  • やりきれない話。

    過去を引きずってばかりじゃ前には進めないんだろうけど、前に進むのを邪魔されてたらやっぱり過去に沈みこんじゃうのかもなって。

    ずっと一緒にいることも甘やかすことも、確実にいいことってわけじゃないんだろうな。

  • シリーズもので☆+0.5。男は阿呆なのか?偽善も善。
    著者が女性だったとは!

  • 「それでも、警官は微笑う」の続編。
    一気に読めてしまうほど魅力的な作品ではあるのだが、前作に比べると少し落ちると思う。

    それは、一部にストーリーが破綻とまではいかないものの「?」と思う部分があること、もう一つは前作と似通っていること。

    最後の最後、起きた事件が一連の事件を解決する糸口になるのだが、なぜこの事件が起きたかがはっきりしないため、どうしても「事件を解決するために起こした事件」としか理解できないところが残念。

    前作と似通っているのは、一見、美しくて儚そうな女性が実はとんでもない悪人(というか、中身が美しくない人)だった、という点。こういう点があるのは、この人の限界なのかと思えてしまう。現にこれ以上の新作がでていないことを考えると、行き詰まっているのかなと余計なことを考えてしまう。

    また、同じ文章が何度も何度も出て来て、それがそれがちょっとくどく感じた。

  • ようやく読了。やけに長い。取り上げられているテーマが好きではないからかも。一作目より緻密さが目立つ?女性だからか。

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