志らくの落語二四八席辞事典

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  • 講談社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062129121

感想・レビュー・書評

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  • あまり面白くなく、約三分の一で放棄

  • 志らく流、落語ネタ248席の解説本。
    これをこういう解釈で演る落語家は馬鹿だ、アホだとケチョンケチョン。
    自分ならこう演る。何故ならこうこうこうで、こういう理由だから…。
    いいねぇ、とんがってるねぇ。立川流だね。

    己の感性で落語を捉え、己の言葉で落語をしゃべる、そのことが一番大事で、
    そのベースになるのは、名人を物真似して吸収することだという。

    この本は志らく自身のネタ帳のようなもので、
    志らくなりに落語のネタ248席を32に分類し、各々演じ方を記している。
    例えば、粗忽者=おっちょこちょい。善人。と定義していて判り易い。
    他にも、与太郎=品があり洒落や皮肉を言えるが、労働できない、生産性のない男。
    若旦那=柳家花緑。真面目だがいい加減で打たれ弱い。妄想癖があるがいい奴。

    このネタとあのネタの若旦那は、きっと同一人物だというように、
    落語の登場人物像を整理して捉えている点も新鮮だ。

    粗忽者、殿様、泥棒、若旦那など、分類毎にネタに因んで志らくが描いた絵がある。
    しりあがり寿に似てなくも無い、なんともすっとぼけた いい絵です。

  • 090418

  • むつかしい事が書いていないので気軽に楽しく読めます。落語初心者の方にもオススメ。

  •  入門編と見せかけて、マニアック。

     読むと猛烈に、落語が聞きたくなる。

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著者プロフィール

立川志らく
落語家、映画監督(日本映画監督協会所属)、映画評論家、劇団主宰と多彩に活動中。TBS「グッとラック!」MC「ひるおび !」コメンテーターと、月曜から金曜まで朝の情報番組に出演中。寅さん博士、昭和歌謡曲博士の異名も持つ。1963年8月16日東京都生まれ。85年10月立川談志に入門、95年真打昇進。父はクラシックのギタリスト、母は長唄の師匠という家庭に育つ。特技はダーツ、けん玉、ブルースハープ。「第73回(平成30年度)文化庁芸術祭」 大衆芸能部門 優秀賞受賞、著書多数。96年より『キネマ旬報』に連載中の「立川志らくのシネマ徒然草」は異例のロングラン連載となっている。


「2019年 『立川志らくの「男はつらいよ」全49作 面白掛け合い見どころガイド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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