40 翼ふたたび

著者 :
  • 講談社
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感想 : 120
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062133005

感想・レビュー・書評

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  • 読了。
    遠い未来だと思っていた40歳も気づけばあと12年。
    以前は、年をとることに恐ろしいという感情しか抱かなかったが大人になるにつれて年をとっても輝いている人たちをみて年をとるのも悪くはないと感じている。この小説に登場している人物たちも皆、そうであった。

    ただしそれはそこに至るまでに一生懸命生きたからこそだ。
    自分もいま、なんとか一生懸命必死に働いて生きている。
    これからの12年も20年も、30年も必死に同じように生きて輝き続けていければいいなと思う。

  • 石田衣良さんの小説。やっぱり良い。40歳という深みのある年齢。これまでの人生と、これからの人生が、交差する微妙な年齢。この年齢に起きる人間ドラマを描いた最高の作品。面白かった。

  • やっぱりこれも石田衣良!最近は彼の恋愛モノばっかり読んでたから久しぶりでやっかし(笑)すごく面白かった!「翼ふたたび」から泣いてばっかだったw日比谷オールスターズはお得意の青春ちっくというか。すがすがしい気分で読み終えれます。14歳書いたり、40歳書いたり、石田衣良は幅広いですね!笑"「40歳からはじめよう。」・・・ならきっと、17歳からでもはじめられる。16歳最後の日に元気をもらえてよかったです。

  • 最初はなんて陳腐な謳い文句とださいサイトだと思ってたら、それぞれの話が最後には一本に繋がって、ほろりとくる話でした。
    特に引きこもりくんがおたく創業の会社に入ったときは、良かったね!と心底思った。
    主人公は奥さんと離婚するのかと思いきやハッピーエンド。幸せになれる話でした。やっぱりハッピーエンドの話はいいな。

  • 石田さんの物語には、元気を頂けます。この主人公40歳。人生何度でもやり直し、頑張れる。頑張ろう‼︎

  • 石田衣良といえば、私は池袋ウエストゲートパークが一番好きなんですが、この作品は40代のおっさんがトラブルシューターとなって活躍する。

    最初は大手広告代理店から転職して、失敗して、情けない本当にただのおっさんだった人が、人との出会いを機にどんどん自らの活力を取り戻していく。

    最終的には素敵な40代となって、こんな40代いいなと思えるようになっている。



    石田さんはトラブルシューターを描くのがうまい。

  • 40代の男性を描いた作品。同世代の男性が主人公ということで読んでいて、こちらまで力が入ってしまいました。人生半分過ぎてしまったけれど、まだまだ頑張れる!私も前向きに生きていかなくちゃ!!

  •  ちょうど40歳の人たちが短編を通して繋がっていく物語。
    AV女優の恋人や、40歳のひきこもり、フリーターからの起業家みたいな方々が出てきます。

     いつもハッピーエンドで終わるのですが、それをどう感じるかによって自分の調子が良いか悪いかちょっと分かるのかも、と今考えました。

  • またもや チョー私的
    何も考えないで 取ってしまったら
    良く考えたら もろフォーな 私向けじゃんと
    気になってた人も 同い年だとわかり
    振られたばっかだし
    というわけで
    まあ 理想的ではあるけれど
    後押しをしていただいたので
    感謝の一面はあるのかもなあ
    それにしても 前田さんの 素晴らしさが
    引き立った
    まあ 付き合いもある程度長いし
    ご信頼も いただけてるのかなあ とも
    思うのだけれど
    それにしても すごい 人っていうのは
    やっぱり すごいんだなあって思った
    まあ客商売だけれどね でも あっちも
    客あっての ものだろうと おもうと
    やはり 人間性の問題なのかなあ まあ
    知らん 次の恋へれっつらごー
    懲りない奴 それが 私
    まあ へこたれんわ

  • 投げやりに始めたプロデュース業で、さまざまな同世代の依頼人に出会い変身する主人公、40歳。
    生きることの困難と、その先の希望を見つめた感動作。
    これは石田さんの作品のなかでも好き系です。
    長編らしい長編というか、石田さんらしい長編というか、
    短編をつないでストーリーになってます。
    最後がハッピーエンドで爽やか、ちょっとバックダンサーズみたい。
    最初に読んだときは40歳なんてまだまだ遠くて
    「へー、40歳ってそんなものなんんだ」と思っていたけれど
    30歳の今読むと、ちょっと現実が身に迫ってくる感じがして、変な気分です。

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。

「2022年 『心心 東京の星、上海の月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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