中原の虹 第一巻

  • 734人登録
  • 4.01評価
    • (135)
    • (125)
    • (114)
    • (7)
    • (1)
  • 119レビュー
著者 : 浅田次郎
  • 講談社 (2006年9月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062136068

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

中原の虹 第一巻の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 『蒼穹の昴』からなる中国歴史シリーズの3作目となる本作品は清朝が滅亡する時代の物語。
    主人公は張作林だが、1作目のメインだった清朝関係の人物も多く登場するので、ファンとしては続編らしさがとてもうれしい。この作品から読み始めても充分面白いだろうが、やはり1作目を読んでから読み始めてほしい。
    けっこうな長編であるがさすがの筆力で一気に読める。著者は人物描写が抜群に優れているので、各人物への感情移入が忙しい。いわゆる“泣かせ”が苦手な人にはわざとらしく感じる箇所も多いかもしれないが、壮大な物語の一部だと思えばそれほどでもない。
    シリーズ全般の魅力は、基本は史実に基づいているが細部にリアリティが溢れておりどこまでが本当かわからないところにある。

  • 浅田次郎さんの近代中国(清朝末期~張作霖爆殺事件あたり)もの。『蒼穹の昴』、『珍妃の井戸』、本作、『マンチュリアン・レポート』と続くが、ばらばらに読んでしまった。が、それぞれの作品単独でも面白さは十分に味わえる。

    学校の歴史の授業での張作霖と言えば、たった一言『1928年張作霖爆殺事件』で終わるが、歴史の背後には、人をめぐる熱いドラマがあるということを感じさせてくれる。

    もちろん、これはノンフィクションではないが、若き満州馬賊の総攬把(ツォランパ:大親分)張作霖を軸とする清朝末期のロマンが溢れている。

    浅田さんの文章は、読んでいて心地よい。リズムがいいのだと思う。

    全4巻のうち、まだ1冊を読了したばかり。じっくりと読み進めたい。

  • 実在の人物である張作霖のお話です。
    「蒼穹の昴」では宮廷内のきらびやかな印象が多かったのですが、この物語は、馬賊の男臭~い感じがとても印象的でした。張作霖がとにかくカッコよく描かれています。
    西太后が亡くなるあたりのシーン、宋教仁の演説のシーンのあたりは大号泣でした。
    ハードカバーで4冊ありますが、あっという間に読み終わりました。

  • 【状態】
    展示中

    【内容紹介】
    英雄たちが、大地を駆ける。
    隠された王者の証「龍玉」を求めて、壮大な冒険が、いま幕を開ける。
    人間の強さと美しさを描ききった中国歴史小説、刊行開始!

    「鬼でも仏でもねえ。俺様は、張作霖だ」
    「汝、満洲の覇者となれ」と予言を受けた貧しき青年、張作霖。のちに満洲馬賊の長となるその男は、大いなる国の未来を、手に入れるのか。
    栄華を誇った王朝に落日が迫り、新たなる英雄が生まれる。

    第42回吉川英治文学賞受賞

    【キーワード】
    単行本・シリーズ・歴史小説・中国


    +++1

  • この巻は張作霖とその壮士である李春雷の馬賊として酷いことをしていた話である。人を殺すことをなんとも思わなくなるとはどういう感覚をしているのだろうか?中国人の人なりを淡々と描いているところは浅田氏の凄い筆力だ。官僚は権力をかさにして民衆を抑圧しているところは今の共産主義体制そのものだと思う。次巻では春児が活躍するのだろうか?人の好い登場人物が出てきてほしいと切に願う。

  • 【読了メモ】(150120 16:30) 浅田次郎『中原の虹』(一)/講談社/2006 Sep 25th/ただ一度会いたい、を、こんな形で叶えるものなのか…。しかしマァこれは私の感覚だ。世の中何もかも、ただそれとしてあるだけなんだろうし。

  • 素晴らしい作品です!!
    馬賊の張作霖、西太后の死、袁世凱の野望、そして越過長城まで。特に第四巻後半の兄春雷が将軍という立場を弁えながら、弟春児、妹玲玲に再会する場面には落涙。蒼穹★5.0、珍妃★4.8、中原★4.9。次はマンチュリアンへ。シリーズが読了したら、すぐにでも蒼穹から読み返したい気分です。引用候補もたくさんありますが、厳選してUPします。【第42回吉川英治文学賞、おくダマ賞2015】

  • 清の時代が終わろうとするとき、他国の植民地支配を避けるために西太后が秘密裏に策を講じていく。最後がかなりあっさり終わってしまうところが残念。龍玉がどこへ行ったのか書いてほしいなと思う。

  • 物語がここから始まる予感。

    …いや、もうシリーズ9冊読んでますが…

    この辺りの歴史は守備範囲外なので、どうなるのか全然わからないのが、面白い。

    蒼穹の昴を読んだ時にも思ったのだけど、歴史を物語る部分と家族の情を描いた部分があまりにもテンションが違う気がして、戸惑います。
    どちらも面白いんだけどね。

    文秀と春児の今後が楽しみ。

  • 「蒼穹の昴」続編ということで読み始めました。馬賊のお話がメインで、躍動感があり、どんどん読んでしまいました。浅田さんの風景描写、心の描き方など、繊細でリアルで、気に入っています。

全119件中 1 - 10件を表示

中原の虹 第一巻を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

中原の虹 第一巻を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

中原の虹 第一巻を本棚に「積読」で登録しているひと

ツイートする