14歳 (MouRa)

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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062137997

感想・レビュー・書評

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  • リビングの机の上に置いてあった薄めの文庫本。
    テレビの世界陸上をBGMに一気に読みきった。

    はっきり言って、分からん。
    理解できへん。
    14歳のジュニア。
    できへんし、して欲しいわけじゃないんやろうけど
    一番分からんかったんは自分自身なんやろうな。
    大人になったジュニアが書いても分からん、14歳のジュニア。

    でも、
    「ごめんなさい」「もう少し待ってください」
    度々心の中で両親に対して呟かれる言葉には
    数年前の自分がダブって涙がでた。
    そう、このままじゃあかんのは自分が一番よく分かってる。
    でもどうしたらいいんか、どうしたいんか、
    分からんねん。
    迷惑かけててごめんなさい、
    いろいろ考えてるから、もうちょっと、もうちょっと待ってください。
    毎日毎日そう思って生きてた。

    14歳のジュニアは分からんけど、ダブる。
    分からんから、ダブる。
    これがほんまやと思う。
    説明なんて出来へんし、いらんねん。

    今、母親が読んでる。
    ジュニアが代弁してくれた、あのときの気持ち。
    分からんでええねん。
    「そうか」と思ってくれたらええねん。

  • んー・・・
    別に読まなくてもよかったかなって思った。

  • この本は、ドラマを見て気になったので読んでみた。お笑い芸人の「千原兄弟」の弟である千原ジュニアが14歳の時の話。14歳の心境、不安定な感じがよく描かれていた。しかし、あれほどまでに、自分をつら抜いていた人が兄の一言で、人生の方向性を決めてしまうなんて・・・。でも、そんなところも14歳の微妙な心境を描いているのかな・・という感じ。なんだかとても極端な話だった。

  • 千原ジュニアの自伝的小説。当初から気になっていましたが文庫になっていたので購入。自分以外、誰も固有名詞が出てこず、自分との関係性での呼び名(父母兄妹おばあちゃん近所の大人たち)か、主観と距離感での説明みたいな呼び名(黒い制服の中学の太った人、担任の先生、ときどき話をするコイツ)しか使われてなくて、14才の自分の世界とそれ以外の世界という2つでしか世界を捕らえられずにもがいている感じがいたいたしかった。ムジントウでスナアラシの虫と遊んでいた、という自分でも自分をもてあまし周囲とはすさまじい不協和音を奏でていた少年が、いまはテレビで笑って他人を笑わせるプロになっている。そんな本人を見ているから<昔の話>ってことで安心して読めたけれど、周りのと付き合い方折り合い方距離の取り方を会得したけれど中身はそれほど変わっていないのかもしれないです。しかし良く書いたなこれ。文章が短くて簡潔。そして印象的。本人によるイラストも味がありました。頭のいい人なんだな、と思いました。

  • 「これは、ある14歳の物語。
    パジャマを着た少年の物語。
    僕自身の物語。
    僕はもう何ヵ月もパジャマ暮らし。
    パジャマの少年を不思議がる人たちの視線にも
    慣れている。
    人生最悪の14歳。それでも彼の答えに“死”はナイ。幻の自伝的小説。」ひきこもりなのに(死)はないのがすごいと思った。

  • この本を読んで千原ジュニアはすごい経験をして今があるんだなと思いました。
    14歳なりに自分がどこへ向かっているのか考えるために引きこもりをし、でも両親に分かってはもらえない。
    すごく苦しかったんだろうなと思いました。でもおばあちゃんやお兄ちゃんの存在があったから、今の千原ジュニアが
    あるのかなと思いました。
    私が14歳の時なんかこんなこと考えたこともないし、今でもそんなこと考えてもよく意味がわかりません。
    きっとこの人とは違う経験をしてるからこそ千原ジュニアの面白さがあるのかなと
    思いました。

  • 文章が素人っぽかったのが気になりましたが、ストーリーはなかなか良かったです。勇気が湧きました。もう少し推敲していれば、もっと評価できたかもしれません。 推敲が甘いからこそいいのかもしれませんが。

  • 千原ジュニアが書いた作品
    若い頃のエピソードを語り、両親との深い関係のさきには・・

  • 正直言って、今の「千原ジュニア」さんからは考えられないと思いました。
    私がジュニアさんのすべてを知ってるわけではありません。
    でも、今テレビに出てるジュニアさんと14歳の時のジュニアさんは明らかに違います。
    その心境の変化がわかる本でもあるのですが、私なりにこの本読んで思ったことは、
    幼い時から冷静に物事を見ていて「大人っぽかった」のかなと感じました。
    また、この本はスペシャルドラマにもなっています。たまたま見たのですが、映像にするとよりリアルに。
    そして、この本でも言っている「挑戦することの素晴らしさや、人との絆によって人生は変えられる」といういことが
    より伝わるのではないかと思います。
    本とドラマ、両方オススメします!!

  • 結構おもしろいです。
    泣けます。今の姿からは想像できない感じです。千原ジュニア。
    っだれにでも。ひねくれる時期みたいなのはあるんですね。
    いろんな障害をのりこえて人は大きくなっていくんですね。読んでて勇気がでてきました。

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著者プロフィール

'74年3月30日、京都府生まれ。15歳で実兄せいじと千原兄弟を結成。現在は『にけつッ! ! 』(読売テレビ)、『千原ジュニアの座王』(関西テレビ)、『ABEMA的ニュースショー』(ABEMA)など数多くの番組にレギュラー出演中。YouTubeチャンネル[『千原ジュニアYouTube』は登録者数45万人超。小藪一豊・フットボールアワーと共演する『ざっくりYouTube』は登録者数70万人超。『週刊SPA! 』誌上では直筆4コマ漫画「囚囚囚囚」を連載中

「2023年 『嗚呼 蝶でありたい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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