マンガ 「日本」書の歴史

  • 講談社
2.80
  • (0)
  • (1)
  • (2)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 34
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062138284

作品紹介・あらすじ

書道史の大家が生き生きとよみがえらせた日本書道史の全貌。空海や小野道風がエピソード豊かに大活躍する。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 日本の書道の歴史は、中国に倣っていながら、独自の文化を築き上げてきた。
    義務教育での書道は、主に筆を使った書き方しか教えない。もっと、文字の成り立ちや、書の伝来、文房具、中学生に至っては漢詩なども含めて総合的に教えても良いのではないかと思って久しい。

    マンガではあるが、文章表記も含まれていて、非常にわかりやすく簡潔にまとめられている。ここから枝葉を伸ばしてもう少し深く勉強していきたいと思わせられた。入門に持ってこいの一冊。

  • 728.21 サ  登録番号8866
    2011年度教職員推薦図書(国語科)

  •  日本の「書」をめぐる通史です。「マンガ」仕立てで、ビジュアル化、コンパクト化がとても精緻に仕上がってて、手にとりやすい好著です。「書」というと専門家や、学んでいる人だけの狭い世界に思われ、近づきにくいですが、人物とからませたエピソードで展開するので、わかりやすくて楽しめます。実用であり、また美しい、そんな身近な、「文字」に対する関心は、誰にでも共通のものです。
     はるか続く文字をめぐる物語に、あらためて感動します。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

魚住和晃(うおずみ・かずあき):1946年生まれ。神戸大学名誉教授。孫文記念館長。きび美ミュージアム副館長。日中の書道史を研究。筆跡鑑定でも知られる。東京教育大学芸術学科卒業。同大学院教育学研究科修士課程修了。文学博士。著書『「書」と漢字』(講談社学術文庫)、『現代筆跡学序論』(文春新書)、『書を楽しもう』(岩波ジュニア新書)、『書の十二則』(NHK出版・生活人新書)、『張廉卿の書法と碑学』(研文出版)、『書聖 王羲之』(岩波現代文庫)、『書道史 謎解き三十話』(岩波書店)、『マンガ書の歴史【殷~唐】』『マンガ書の歴史【宋~民国】』『マンガ「日本」書の歴史』(以上編著、講談社)など多数。

「2024年 『日本書道史新論 書の多様性と深みを探る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

魚住和晃の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×