きのうの世界

著者 :
  • 講談社
3.28
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本棚登録 : 1474
感想 : 257
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  • Amazon.co.jp ・本 (482ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062140614

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりに恩田陸氏の小説を読んだ。『きのうの世界』、サスペンスなのかなあなどと思わせながらやはり恩田陸特有の不思議世界をかいま見せてくれた。さすがと思いながらも多分すぐに忘れてしまう作品のような気もするが、どこか記憶の深いところからふとよみがえって来るかもしれないと感じさせてくれる作品だ。ページ数があるのに本当にさくっと読ませてくれるところも、恩田陸氏のうまさ故だと思う。少し長めの旅のお供におすすめです。

  • 酷い(笑)

    ミステリの棚に分厚いのがあったので、
    のんびり読むつもりが
    300頁位までは「面白い!」と思って
    そのまま一気読みして、
    物凄い勢いでガッカリしました…
    恩田陸さんともあろう著者が…
    よく言えば恩田ワールドなんでしょうが、
    そのよく言う「ワールド」だから
    何しても良いって訳じゃないですよね…
    むしろ300頁以降書き手が変わったか、
    やる気が一気に失せたか、
    そう云われた方が余程腑に落ちます。
    文章は読みやすく綺麗、
    そして謎めいた描写がまたノスタルジック。
    だからこそ期待してしまったんですけど。
    残念。

  • 山陰中央新報で読む。男はガラス破片の散る道でころび、腹にその破片が突き刺さって自爆したのであり、他の登場人物はその死と関係なし。街は浮島(ひょっこりひょうたん島みたい)というへんてこな秘密?があったけれど、そのことと男の死との間には深い因果もなし。

  • 読後の満腹感に思わずぷはーっとため息。

  • 「あたりまえ」の裏側には、いつも秘め事が隠されているのかも。

  • 殺人事件のあった街に、その謎を解くために街にやってくる女性。被害者の弟。事件現場に住む双子の老婆。高校生…事件の真相と街の謎が明らかになる。

    様々な人が語りてになるので読みづらかった。そして思ったよりも話に気持ちがいまいち乗っていなかったので、読み終わった後の感動もなかった…少し残念…

  • 恩田さんの作る雰囲気は好きですが、この話は難しかった。
    謎ばかりが残り、消化不良。

  • 2014/02/10
    移動中

  • ガッツリはまる感じじゃなかったけど、
    面白かったかな。

    でも、あんまり特徴のある話ではなかったな。
    魅力を感じる人物もなく…
    うーん。
    でも、こうゆう雰囲気の話は好きやな。

  •  恩田陸さん好きなんだけど、当たりはずれがある。この話は、いまいち好きになれなかった。まず、「あなたは」で始まる文章になじめない。話のまとまっていく方向が、ひょっとして面白いかも、不思議な国になっていくなと思ったが、消化不良に終わった。

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著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

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