レボリューション

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062142793

感想・レビュー・書評

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  • ラテンアメリカの英雄たちを想いながら、南米を旅した須藤元気さんの記録。

    須藤元気さんはアルゼンチンの五月広場で「カラオケルーム歌広場」が頭に浮かび、ペルーの旧市街でディズニーシーを想う。
    随所でユーモアを入れながら、英雄たちが目指した革命や現代社会の問題にも触れていく。

    真面目な人なんだな、とすぐにわかった。地球温暖化に対する問題意識を持ち、世界規模の海面上昇を自分たちのピンチだと認識している人。
    こういう人が政治家になってくれたらいいんだろうな。

    終盤、須藤さんが何かを悟ったような余韻を残して旅は終わる。
    そして、一緒に旅したニートのイトウくんが人生の目標を見つける。その後、彼がカメラマンになれたのかは知るすべもないけど、この本の載っている写真の一部はイトウくん(伊東朋宏さん)が撮ったものだ。

  • 2013/07/07 【古】

    おもしろかった!!

    南米への旅行記。
    最近他の旅行記を読んだばかりで比べてしまうと
    断然こちらのほうがおもしろかった!

    自分の好きな作家にゲバラ好きが多い・・・

    「モーターサイクル・ダイアリーズ」 
      エルネスト・チェ ゲバラ 現代企画室刊

    この本を読んで南米に興味をもち度に出ることを決意する。

    チェ・ゲバラがアルベルト誘ったようにニートの友人イトウくんと旅にでる

    ●アルゼンチン
    ●チリ
    ●ペルー
    ●コロンビア
    ●ベネゼエラ
    ●メキシコ

    時々、本や映画、歴史人物の名前が出てくる


    一緒に旅にでたイトウくんは旅を終えたあと「カメラマンになる」という
    夢をもったそうだ・・・

  • 旅行記になるのかなぁ

    旅行記にしては肝心なところにぜんぜん触れてないような
    そんな気がしないでもないけどわざとなのかな。
    若き日にゲバラが辿ったのと同じルートで南米を旅しよう
    という趣旨の南米旅行記(?)

    最後の国、メキシコが一番ステキだった。
    須藤元気メキシコで占術師に会うの巻。
    もうね、この本これだけで良かったんじゃないかなというくらいに私は好きでした。
    やっぱこの人はこうでなくちゃねw

    「一点の曇りなく考えるたったひとつの方法は何も考えないことだ。」
    と占術師。

    死を友達にする
    この言葉が一番刺さったんだけど
    これはなかなかできそうにないなぁ。
    だからこそ“死を友達に”してしまった人間は強い。
    革命の英雄たちは死を友達にして生きそして死んでいった。

    「行動しろ。恐れるものは何もない。」

  • 南米の旅の物語。
    語り口調が笑いも誘い、読みやすい。面白い。

    旅に行きたくなった。
    もっともっと世界と触れ合いたい。
    深きところまで。

  • 前に読んだ2作とは違う引きこまれ方をした!特に後半。

  • チェ•ゲバラにインスパイアされた著者がニートの友人とゲバラの足跡を辿る南米旅行記

    冒頭の"タイミングは水門を開くようなもの"や"憶測せずに行動すること"などなるほどと思えることが散りばめられていた
    また言い回しのユニークなところも親しみがもて
    同い年ということもあり例えの引用のしどころが妙に頷ける

    旅する前にもう一度読みたい一冊

  • チェ・ゲバラををはじめとした、理想主義の系譜をたどる中南米の旅行記。

    旅から得た学びを整理し、反芻するために書いたエッセイという印象。

    筆者独特の哲学的な観点、シュールなユーモアが垣間見え、読みやすい一冊。

    冒頭の「旅は人を理想主義へ導くのか」という問、それに対する旅を終えて著者が出した結論のくだりは興味深かった。

  • 2012.1.22

  • 須藤元気と友達のフリーター イトウ君が南米を旅して感じた事を書いた一冊。

    須藤元気氏の書籍を初めて読んだが、独特の言い回しが特徴的で面白かった。
    特にアントニオ猪木の件は、くだらないが好き。

    また、須藤氏が尊敬する革命家バリーバル、トロツキー、ゲバラ、アジェンデに少なからず影響を受けていることが、少なからず須藤元気の生き方に影響している。

    最後に須藤元気氏の高校時代の手帳より「行動しろ。恐れるものは何もない。」が印象的でした。

  • 元格闘家、須藤元気の南米二人旅行記。
    旅行記自体は凡百あるものと大差ない
    ので特に面白くも無い。

    巻末で本人が何か革命を起こそうと
    しているところが将来的に期待大

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著者プロフィール

すどう・げんき 1978年東京都生まれ。 K-1やUFCなどで格闘家として活躍し、2006年現役引退。現在は多方面で幅広く活躍。2008年、母校拓殖大学レスリング部監督に就任。2009年にはダンスパフォーマンスユニット「WORLD ORDER」を立ち上げ、You Tubeで公開しているPVは世界中から注目を集め、発表するPVのほとんどが160万回以上という驚愕の再生回数を誇っている。格闘家現役時代から掲げている「WE ARE ALL ONE」(すべてはひとつ)というメッセージは、多くの人々の支持と共感を集めている。著書に『今日が残りの人生最初の日』『WE ARE ALL ONE 須藤元気のボランティア記録』(講談社)ほか多数。

「2012年 『自分が変われば世界が変わる~呪術師ルハン・マトゥスの教え』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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