- Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062147965
感想・レビュー・書評
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いけずな京都 ふだんの京都。だけど、いけずな部分をそんなには感じなかったな。
麻生さんの感覚や、麻生さんがはまるポイントが自分と似ているのか、どの京都本もスラスラ読めて、ワクワクして、行った気になる。
単に私が単純なだけなのかもしれないが。
ただ、残念なのは、「あ、ここいってみたい!」「あ、この体験したい」と思っても、麻生さんが書いているのは、招待席や貴賓席。
単なる京都好きの東京人の私には、入れない場所、体験できないことだったりすること。
まあ、それをイメージで体験していると思えば良いのだな、やはり、この目で見てみたいと思ってしまう。
文中、京都検定を受けるくらいなら、茶道をやると良い。と、書かれているが、これには反論。
茶道をやるにしても、京都に住んでいるからこそ、できることがある。
東京で茶道をやっても、同じことは京都では体験できないからね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
文体が癇に障って読みづらいけれど、内容は面白い。
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今までの京都の本も、もちろん、立派な京都ツウのための本だったのだが。
今回の本は、一段と京都マニアな人のための本になってました。
いつものことながら、京都と同じく、新、旧の言葉を上手く操られている麻生さんの文章は本当に素晴らしいです。
京都の夏は暑くて本当に耐えられない印象なのですが、読む者を涼しい気分にさせてくれるところも素晴らしい。
この本が出版された直後、麻生さんのお茶の先生でもありました岩崎通子先生がお亡くなりになったそうです。
ご冥福をお祈りいたします。