レヴィ=ストロース伝

  • 講談社
4.20
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (482ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062150057

作品紹介・あらすじ

『親族の基本講造』、『悲しき熱帯』、『構造人類学』、『野生の思考』、『神話論理』…二十世紀後半の思想界に巨大な足跡をのこした人類学者の軌跡と人間クロード・レヴィ=ストロースとしての知られざる素顔に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • ドニ・ベルトレ『レヴィ=ストロース伝』講談社、読了。本書はレヴィ=ストロースの膨大な業績を解説するだけでなく、どのようにして生まれたのかに注目する。キャリア的挫折やブルトンらとの交友など、人間味溢れる息遣いを伝えてくれる。人文知の領域を塗替えた碩学の足跡を丁寧に伝える最良の評伝。

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。
    通常の配架場所は、3階開架 請求記号:289.3//B38

  • 恥ずかしながら,ストラウスとストロースが同じ綴りとは知りませんでした。

    アルザス地方で生まれた音楽家を祖父に持ち,祖父はパリで活躍したとのこと。

    レヴィは,地質学,フロイト,マルクスの3つの師がいるとのこと。

    「マルクスは事実から説明を引き出そうとはしない。事実の解釈からひとつのモデルをつくりあげる。かれはフロイトが個人に適用したことを社会に適用する。事実の外見と混乱の裏にある「論理的視点の整合的根拠にたどりつこう」とする」
    なるほど。わかったようなわからないような説明。

    法学と哲学の学士を習得したとのこと。

    ブラジルに行き,それからニューヨークへ行った話は特に興味があります。世界をまたにかけたという表現がふさわしいかも。

    伝記なのだから,理論の深いところへ入らないのがよい。
    レヴィストロースの専門家なら理論の深いところはいらないし,
    レヴィストロースの初心者なら書いてあっても読飛ばすだけだから。

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著者プロフィール

1952年スイス生まれ.ローザンヌ大学で政治学を学んだあと,ジュネーヴ大学で博士号(文学)を取得.現在,ジュネーヴ大学・ヨーロッパ学院教授.歴史学者,政治学者.著書に,『ブルジョワの全貌──ベルエポック期のファミリーロマン』(オリヴィエ・オルバン刊,1987年),『フランス人自身によるフランス人,1815─1885年』(同,1991年),『サルトル』(プロン刊,2000年),『レヴィ=ストロース』(同,2003年),『サルトル,いやいやながら作家にされ』(インフォリオ刊,2005年)などがある.また,ゲオルグ社やラ・バコニエール社でエディターとしても活躍した.現在,インフォリオ社のコレクション・イリコの監修者を務めている.

「2015年 『ポール・ヴァレリー 〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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