- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062165273
感想・レビュー・書評
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パラグ・カンナの著作はどれも骨太で読破に時間がかかるが、地政学に興味ある人には強くお勧めする。
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ざっくりメモ。
国から企業へ、都市へ、力がうつる。
社会起業家の個人的に納得のいく適切な描写。官僚化した大きな組織にはできないことを小回りにやり、そのモデルを世界に展開していく。最初から大きな絵はあるようでない。まずは1人を。そのときに、もちろん合成の誤謬や大組織のマネジメントの論理を別途理解しておくことが必要。彼らを支える財団の存在も大きい。
自作の接続性や持続可能性へとつながっていく話。息の長い話であり、アイデア1つやシステム1つ、個人1人でなんとかなる世界ではなくなっている認識。
アメリカの新たな知性として、アメリカ国外の視点からアメリカを語る。
bopビジネスのプレイヤーが複数登場。ラギーフレームワークが出てきた。 -
2012/01/21:
国じゃなくて、企業・グループ・集団などの合議制とか
言っている。
さすがの経歴だけある。
ニュー・アメリカ財団上級研究員。ブルッキングス研究所研究員も兼任。米国特殊作戦部隊のアドバイザー。外交問題評議会(CFR)会員
「国家」の復権 アメリカ後の世界の見取り図 (フランスの元外相著)
http://booklog.jp/asin/479421720X
と、まったく逆。さすが、フランスとアメリカ。
お互い、先を良く読んでいること... -
グローバルな世界の幕開けを迎えたのはついこの間のことだ。このグローバル規模で地球をそして一国家の存亡を考えていかなければならない時代においては、一人の人間の行動などとるに足らないことのように思えてしまうのかもしれない。しかしながら、そうではあるもののより大きな国や政府といった機関に頼っていてはいつまでたっても問題が進展していくそぶりすらみられない。そんな時代にあって、積極果敢に物事に臨み、その過程において多くの賛同者を味方につけていくことが今最も求められていることだいえる。facebook,
skypeを始めとするグローバル規模のコミュニケーションツールが発達している今だからこそ、今目の前にある問題、そしてこれから先私たちに降り掛かってくる問題に対して、真剣に考えていかなければいけないのだと思う。